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〈学美の世界58〉美術・図工の授業について/金明和

2023年10月21日 08:45 寄稿

美術・図工において、題材や画材の設定は授業の肝であり、些事でもある。美術・図工の授業は他の授業と違い、何年生の何月はこれをしなければならないという具体的なカリキュラムの縛りがなく、それらは教員の裁量に委ねられている。教員はそれぞれの学校で、子どもの自律的な感覚や思考を育てる題材や、興味をそそる画材の設定に知恵を絞る。題材や画材の選択は大事ではあるが、子どもがこれらを軽々と越えていくという意味では些事でもある。

作品①「危ない金」。神奈川中高 中1。張世東

作品①は、鉛筆の扱い方を学ぶための授業で制作された作品である。授業の目的としては作品を制作するというより、鉛筆という道具の扱い方を改めて学ぶことによって制作の幅を広げていくためのワークショップ的な授業だそうだ。

初級部では筆記用具に鉛筆が使われている。中級部になってやっとシャーペンが使えると感想を漏らす生徒がいる中で敢えて古典である鉛筆の授業をしている。

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