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〈70年の自負、100年への自信⑪〉朝大教育の刷新に向けて

「新世紀教育革命」とともに 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆…

朝鮮新報と私・上

朝鮮新報創刊80周年に際し、「朝鮮新報と私」をテーマとする投稿が寄せられた。日本語版の投稿を3回に分けて紹介する。 全哲先生のような漫画を描きたい 私は、朝鮮大学校で在日同胞2世漫画家の全哲先生の漫画…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!63〉年末調整の仕組みと2025年の変更点

今年も早いもので年末調整の季節がやってきました。今年は所得税法における改正(2025年12月1日施行、2025年分所得税から適用)が話題になっていますので、年末調整の仕組みを確認しながら、改正内容につ…

〈読書エッセー〉晴講雨読・盛善吉監督と『栄光の墨塗り始末記』/任正爀

毎年8月15日が近づくと日本のマスコミは「終戦特集」を組むが、今年は戦後80年でもあり例年以上に多かった。しかし、加害者としての反省を促すものはほとんどなく、戦争の悲惨な体験と被害を強調するものばかり…

〈70年の自負、100年への自信⑩〉70年目を迎える朝鮮大学校のビジョン

自主・創造的な実践型の人材を 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮気象学史に関する二冊の研究書(下)/任正爀

朝鮮科学史の研究を始めた頃、古本屋で1958年に淡路書房新社から出版された『東洋人の科学と技術』という本を見つけ、すぐに購入した。というのも、朝鮮に関する5編の論考が含まれていたからである。とくに、そ…

〈西宮SEASIDE支部物語 12〉西宮支部のみんなが大好きだ‼︎/趙利寛

2024年夏、「地方の小さな支部が世界を変える!」というスローガンと共に、私たちの「西宮SEASIDE支部物語」は始まった。必死で駆け抜けた1年。長年、休眠状態だった長寿会が再結成された。新しい分会長…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!62〉共に学び成長できる同胞社会に

私たちが住む現在の日本社会、そして同胞社会は、障害者が生きやすい社会でしょうか。障害者に対する差別と偏見はどれほど克服されているでしょうか。私たち一人ひとりも、無意識のうちに差別に加担していることはな…

〈学美の世界 77〉他では見られない特徴/朴一南

第51回在日朝鮮学生美術展・島根展が、松江にある島根県立美術館で2月28日~3月3日に開催された。かつて島根県松江市に存在した、山陰地方唯一のウリハッキョ(朝鮮学校)である山陰初中が1999年に倉敷初…

〈私のノート 太平洋から東海へ 5〉歴史の分岐点で問われる西側の選択/乗松聡子

8月15日は日本の「終戦記念日」です。この日の日本政府による「全国戦没者追悼式」での石破首相の挨拶には、首相としては13年ぶりに、戦争の「反省」という言葉が入りました。天皇も例年と同様「過去を顧み、深…

WIPO国家創作賞受賞作を読む/洪潤実

いかに愛し、生きるか―、恩師の生き様、実践の賜物 朝鮮初のWIPO(世界知的所有権機関)国家創作賞を受賞したチェ・リョン先生は、忘れられない恩師である。 出会いは「破格」だった。2019年、私が金日成…

〈70年の自負、100年への自信⑨〉朝鮮大学校の文化・芸術クラブはセミプロ集団、芸術の宝庫

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!61〉成年後見制度について

年齢や疾病を理由として本人の判断能力が不十分になった場合に、本人を保護、支援することを目的として、家庭裁判所が成年後見人等を選任することがあります。たとえば、父親が認知症になったので父親(本人)に代わ…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮気象学史に関する二冊の研究書(上)/任正爀

過日、朝鮮大学校朝鮮問題研究センター(KUCKS)主催の歴史講座「過去の人びとは気候変動にいかに対峙したのか?」に参加した。 講師は古気候学の専門家である名古屋大学環境学研究科の中塚武教授である。 古…

〈学美の世界 76〉オリジナルを描く/金洸秀

幼い頃よく見た漫画やテレビ、映画などに強烈な印象を受け、よく真似をしたり、友達と○○ごっこしようと遊んだ事を思い出す。昔も今も、子どもたちは、自分の憧れを正直に行動に移し無我夢中に遊ぶ事ができ、頭をフ…

〈70年の自負、100年への自信⑧〉朝大から世界へ!

スポーツ部門の現在地と未来 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆…

【投稿】小さな火でも、灯し続けること/徐美鈴

九州の高3生徒たちが見た沖縄 九州初中高・高3の修学旅行の引率として、沖縄を訪れた。 生徒たちにとってこの修学旅行は単に「陽気で愉快な癒しの観光地」への旅行ではなく、在日朝鮮人としての自己の立場や置か…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮の文化・歴史をテーマとした大衆小説/任正爀

読書が趣味という人は多い。筆者もその一人であるが、もっともそれを基に本紙に「晴講雨読」を書いたりするのだから、半分は仕事のようなものである。ちなみに、今回で51回目となり、これまで取りあげた本は100…

〈学美の世界 75〉「日常」と「非日常」の視点/金順玉

一年の中で学美の審査期間(1週間)ほど私にとって「非日常」的な期間はない。朝から晩まで何百枚の作品と向き合い、語り合い、考え考えまた考える。目がショボショボになり、頭が爆発しそうになる。そんな非日常の…

〈私のノート 太平洋から東海へ 4〉タートルアイランドに暮らして/乗松聡子

カナダの内陸部マニトバ州のウィニペグ市の埋め立て処分場では現在、3年も前に殺害された女性たちの遺体捜索が行われています。2022年の春、白人至上主義の男が、マルセデス・マイランさん(26歳)ら先住民族…