〈人物で見る朝鮮科学史 13〉武寧王とその時代(中)
2006年07月01日 00:00
京都・広隆寺の弥勒菩薩像は、日本の国宝彫刻第1号として知られている。その優雅な姿で人々を魅了する木造仏像であるが、朝鮮から渡来したともいわれている。実際、百済および新羅の「金銅弥勒半跏思惟像」と非常に…
〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 10〉労働運動家・姜周龍
2006年06月19日 00:00
姜周龍は、女性労働者の待遇改善を求めるスト団のリーダーとして平壌、乙密台の屋上で9時間以上の篭城ストを敢行した労働運動家である。 生まれたのは平安北道の江界。しかし朝鮮に対する日本の植民地化が始まり父…
〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 4〉王建陵と恭愍王陵
2006年06月07日 15:14
太祖の顕陵 高麗文化というとややもすれば、高麗磁器と八万大蔵経などの仏教経典のみを思い起こす。高麗文化は、決してこれにとどまらない。開城市の世界遺産を訪ねる時、高麗王朝陵墓の探訪は欠かせない。高麗王朝…
〈人物で見る朝鮮科学史 12〉武寧王とその時代(上)
2006年05月27日 00:00
高句麗、百済、新羅に関する最古の文献は、1145年に編さんされた「三国史記」である。最古といっても同時代ではなく高麗時代に編さんされたものなので、その間に消失した記録や誤って伝えられた記録もある。また…
〈人物で見る朝鮮科学史 11〉広開土王とその時代(番外編)
2006年05月22日 00:00
筆者が教壇に立つ朝鮮大学校は今年で創立50周年を迎えた。それを記念して朝鮮から付属歴史博物館に多数の歴史遺物が贈られてきたが、最も貴重な一品は古朝鮮独自の青銅文化を実証する琵琶型短剣で、関係者によれば…
〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 9〉独立闘士・南慈賢
2006年05月02日 00:00
南慈賢(ナムジャヒョン)は封建的な儒学者の妻から抗日解放運動の闘士となり文字どおり自分の身を削って闘った女性である。 彼女は1872年、慶尚北道英陽郡で生まれた。父、南廷漢(ナムジョンハン)は、李朝の…
〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 3〉満月台と南大門
2006年05月01日 15:00
開城を訪れた人は、まず満月台に案内されるだろう。古都・開城の顔でありシンボル的存在であるばかりでなく、過ぎ去った華やかな歴史の追憶を鮮やかに示してくれる。空を突くようにそびえ立つ名峰・松嶽山のゆるやか…
〈人物で見る朝鮮科学史 10〉広開土王とその時代(下)
2006年04月28日 00:00
中国・吉林省集安に、広開土王の遺志を継ぎ高句麗の領土を拡げた長寿王の墓といわれる「将軍塚」がある。底辺約34メートル、高さ約13メートルの7段からなるピラミッドのような積石陵墓である。むろん世界遺産に…
朝鮮法律家委が白書で論証、「独島は朝鮮民族固有の領土」
2006年04月22日 08:07
朝鮮中央通信によると、朝鮮法律家委員会は18日、独島が朝鮮固有の領土であることを論証する次のような白書を発表した。 日本当局は、2007年から使用される国内の高校の教科書に独島が「日本の領土」であるこ…
〈人物で見る朝鮮科学史 9〉広開土王とその時代(中)
2006年04月14日 00:00
「天文」とは天空で起こる現象を意味する言葉で、それと類似の地表水の存在と運動変化を意味する「水文」や「人文」という言葉もある。天文学とは文字通り天文知識が体系化されたものであるが、留意しなければならな…