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〈朝鮮史から民族を考える 9〉大韓帝国の歴史的性格

無能と無力強調 植民地支配を美化 朝鮮近代政治史・外交史研究の不振 19世紀末から20世紀初頭にかけての朝鮮史の記述は、おもに日清・日露の角逐をはじめとする帝国主義列強の動きと、義兵闘争・愛国啓蒙運動…

〈若きアーティストたち 54〉ダンサー・尹明希さん

現在、日本で呼ばれているコンテンポラリー・ダンスとは、従来のダンス様式や制度ではカテゴライズしえない「同時代的」「先鋭的」な表現などを指す。バレエ作品として上演されるものもあれば、ほとんど演劇、ほとん…

〈朝鮮と日本の詩人 48〉浜口国雄

花に託す朝鮮民族への敬愛 花びらの芯から呻きがきこえてくる。 血を流しているむくげの花よ。 花を愛したことで人は殺害された。 花を植えたことで人は投獄された。 引裂かれたむくげの花。 朝鮮よ。 &nb…

〈ウリマルで話そう! コッポンは一年生 3〉음력 설날~旧正月~

アッパ ウェー ソルラリ トゥボン イソヨ 아빠, 왜 설날이 두번 있어요? アッパ、どうしてお正月が2回あるの?   ハギン イーサンヘヨ イロルイリルド ソルラリグ 하긴 이…

〈朝鮮服飾ものがたり 51〉花冠、七宝(ファグァンチルボ)、チョクトゥリ

女性が礼服を着るときにかぶった冠。 とくに花冠は、宮女と歌舞をする妓女がかぶった。 七宝、チョクトゥリは普通黒い布地をパターンに、金、銀、宝石などで美しく豪華に装飾する。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮…

〈同胞美術案内 9〉尹光子/40代後半で絵画を本業に

のびのびとした自然の風景 絵画には画家の心が動かされた物事とともに、それをみつめる画家のまなざしが表現される。 本作者は自然をどのように見つめているのであろうか。 ある池のほとり。画面右から暖かな秋の…

〈朝鮮と日本の詩人 47〉菅原克己

非転向政治犯への思い なぜ、ソスン君に ロープをかけなかったのか。 女は青、男は白、 それぞれの囚人服の上に 青いロープがかけられてきたのに、 なぜ、ソスン君にだけかけなかったのか。  

〈朝鮮の風物・その原風景 6〉トゥレ(集落相互扶助組織)

農民の暮らしと農業を支える 朝鮮には、古くから骨の折れる農作業を村民が集団で助け合っておこなう風習が存在した。李朝時代の風俗画にも農楽旗を先頭に銅鑼や鉦、太鼓など、農楽隊のにぎやかな楽にあわせて田植え…