
〈朝鮮と日本の詩人 100〉柾木恭介
2009年08月03日 00:00
ナパーム弾で焼野原 五月の空に戻ってきた 歌声を飾ろうと 花園を訪ねたあなたを 棍棒で追い出し 植民地支配の武器として名高い スミス・ウィルソン式1917年型拳銃のごつい弾を浴びせたのはだれか &nb…

〈朝鮮と日本の詩人 99〉山田今次
2009年07月27日 00:00
白いチョゴリの少女 ぼくは外套をきたまま肩をすぼめていた。 ちいさな舞台。 少女たちは きちんとちぢまって ならんでいた。 ライトは ぼんやりと まだ位置がきまらない。 白いチョゴリの少女。胸に赤いリ…

〈朝鮮の風物・その原風景 22〉渡し場
2009年07月24日 00:00
ゆったり、支えあった頃 金弘道の「渡し舟」は、市場にむかう人々の姿を個性豊かに描いた風俗画だが、ここには狭い川舟に馬や牛、老若男女の庶民、両班がひしめき合って乗り込んだ光景がユーモラスに表現されている…

〈みんなの健康Q&A〉産業医とは-役割・仕事
2009年07月22日 00:00
Q:職場における健康管理や環境整備が問われる一方で、過労死や自殺などが社会問題となっています。 A: 近年、急速な技術革新や産業構造の変容がみられ、経済情勢と労働環境の悪化のなか労働者の就労状況はより…

〈朝鮮と日本の詩人 98〉堀川正美
2009年07月21日 00:00
北に帰る友への絶唱 底なしの罪のなかで部落の葉緑素はつめたい涙 夜のよこっぱらはバーナーの火でえぐられっぱなし ブルドーザーとクレーンがのたうちながら 民族の魂をさがしつづけた。 異母兄…

〈朝鮮と日本の詩人 97〉吉田欣一
2009年07月13日 00:00
朝鮮の女、毅然たる姿 霜柱の崩れた泥濘の道を 毀れかけた乳母車に ブリキ、鉄屑、壜の破片、紙屑などを満載して 背中で泣き喚く餓鬼をどなりつけ 軒々の塵芥箱を 棒切れでかきまわしてゆく朝鮮の女 人々のさ…

〈徐千夏先生の保健だより 7月〉ペットボトル症候群に要注意
2009年07月08日 00:00
のどがかわいた時に口あたりのよいジュース、サイダー、スポーツドリンクなどの清涼飲料をのむと、飲んだすぐはのどのかわきもなくなりスッキリします。しかし、すぐにまたのどがかわき、ジュースをがぶ飲みしてしま…

〈遺骨は叫ぶ 27〉北海道・鴻之舞鉱山
2009年07月06日 00:00
3000余人の朝鮮人を強制連行 突貫工事の過酷な現場、犠牲者構わず 北海道北東部のオホーツク海に面して、紋別市がある。流氷や漁業で知られている。 かつて紋別市には、全国一の金の生産量を誇った鴻之舞鉱山…