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排除が常態化する社会で

部屋を借りることが、これほど労力を要するとは思わなかった。夫婦そろって朝鮮籍で、同胞機関勤務。「審査が通らなかった」「オーナーの意向で」。筆者自身、説明のない拒絶に何度も直面した。だからこそ、同胞の住…

〈FOCUS!〉朝・日友好の時計

広島平和記念公園の隅には素朴な時計塔が立っている。古びた時計の針は止まったままだ。その足元に目を向けると「朝鮮民主主義人民共和国帰国記念 広島県在留朝鮮人帰国者 1959年12月14日」と書かれている…

オンマと炊飯器/金里枝

普段通り過ごしていても小さな発見から、こんなこともあったなとどこか懐かしい思い出がよみがえることがある。例えば先日、ご飯を炊こうとしたとき、炊飯器を買い替えたときのことを思い出した。 それは、息子が高…

5分間の勇気

総聯運動を先頭に立って推し進める活動家たちがいる。かれらに会って驚かされるのは、担っている仕事の多さと責任の重さだ。専従活動家の中には、本部や支部の役職を兼任し、学校運営に深く関わっている人もいれば、…

朴宰秀遺稿集

朴宰秀遺稿集編纂委員会が8月、朴宰秀遺稿集『私の愛ウリマル』(A5版、240㌻)を出版した。遺稿集には朝鮮大学校文学歴史学部長だった朴宰秀先生が本紙に寄せた連載記事も掲載されている ▼先生は「ハングル…

恩師の思いを継いで/李仙香

昨年の春ごろ、「朝高の同窓会があるので、9月に京都に行く。久しぶりに会おう」と、大学時代の恩師からメッセージが届いた。けれども夏になり、体調が芳しくなく、京都には行けなくなったと連絡があった。11月、…

 敗戦80年の夏

参院選で大敗しても首相は続投の意向を明言する。与党議員は責任を取って辞任すべきだと主張して徒党を組み、新聞は「退陣不可避」との論陣を張り世論を煽った。

戦勝世代と共に

祖国解放戦争勝利記念日を迎えて平壌では、今年も戦争老兵を迎えての祝賀行事が行われた。7月27日、戦勝世代との対面集会と芸術公演が平壌体育館で