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恩師の教えを胸に

最期の瞬間までペンと本を手に持ち、執筆活動を続けたという。恩師である元・朝大外国語学部長の高演義さんが闘病の末に亡くなられた。享年81。民族教育に半生を捧げ、フランス文学者、第三世界研究の第一人者とし…

記者会見の裏話

五輪切符をかけて対日戦に臨んだサッカー朝鮮女子代表の来日期間に、とりわけ話題をさらったのが朝鮮代表監督の記者会見だった。新進気鋭の監督はオンザピッチでは鋭い戦術家として振る舞い、オフザピッチでは感情豊…

「民族」との出会い/金サラン

私が初めて「民族」に出会ったのは中学生の時だった。 父が突然自らを、結婚を機に日本籍になった朝鮮人であると話し、「差別を受けるかもしれないから出自のことは隠して生きていくように」と付け加えた。自分に半…

〈FOCUS!〉小さな贈り物

6人制混合バレー世界大会の試合前には、世界各国の選手たちがプレゼント交換を行っていた。鄭燦吉監督によると通常は菓子交換だというが、同胞選抜チームは「在日朝鮮人の存在をアピールするため」、自前のユニホー…

「赤い応援団」

「飛行場に降り立った瞬間から日本に来たというよりも祖国に降り立った気持ちになった。到着ロビーに『朝鮮民主主義人民共和国、万歳!』と同胞の声が響いたからです」選手たちはその感動を胸に五輪出場権をかけた試…

〈人・サラム・HUMAN〉4・25体育団男子サッカー責任監督/キム・ヨンスさん

就任から2連覇、伝統固守へ 4・25体育団の男子サッカーチームは昨シーズン、12チームで争われるサッカー1部リーグ戦で5連覇を成し遂げた。「国内最強」の呼び声高いチームを率いるキム・ヨンス監督(功勲体…

成川郡の名産品

あまりにも香りが独特だったので24年前に吸ったタバコが忘れられない。平安南道成川郡を訪れた際、現地の人が「成川タバコは昔から朝鮮で最高の特産物」だと誇らしげに話しながら、その場で薄い紙に葉を巻いて火を…

沖縄で作る新たな居場所

本紙2月23日付3面(朝鮮語)で、沖縄で暮らす同胞青年たちの活動を紹介した。取材した北海道出身の趙淵石さん(27)、京都出身の金紅綺さん(25)、長野出身の李煕一さん(25)は同胞青年たちが集まれる新…