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チェサという時間/金里枝

嫁いで驚いたのは、大晦日から正月にかけて行われる「チェサ(祭祀)」という祭事だった。朝から晩まで続く料理作りや親戚、来客のもてなしは、実家では経験のない文化で、当時21歳だった私は年末年始が嫌になるほ…

世界までの道のり

ITTF世界卓球選手権(カタール・ドーハ)が閉幕した。今大会で注目が集まったのは朝鮮のキム・グムヨン選手と張本美和選手の対戦であった。同胞や日本の卓球ファンだけでなく中国をはじめとする海外ファンの関心…

〈人・サラム・HUMAN〉女性同盟東京顧問会/金順徳さん(74)

“ニョメン"一筋56年 昨年7月20日に行われた総会以降、女性同盟東京顧問会で会長を務める。女性同盟一筋で56年目を迎えた。 中学校までは日本学校に通ったため、広島中高(当時)・高級部への…

「汎アフリカ主義」旋風

実に驚くべき現象だ。欧米帝国主義者が「暗黒の大陸」と呼び、侵略と収奪を欲しいままにしてきたアフリカの弱小国が独立後も旧宗主国の新植民地主義によって強いられてきた挫折と試練を乗り越えながら「汎アフリカ主…

〈FOCUS!〉当たれ!一等賞

板橋同胞大野遊会2025(5月18日)で行われた大抽選会での一幕。最前列で床に膝を付き、手を合わせるのは地域の子どもたち。掃除機や焼肉食事券2万円分など豪華賞品が揃う中、狙いは何と言っても一等賞の旅行…

まだまだ娘でいたい/李仙香

私は幼い頃から、5月が好きだ。アボジの誕生日が5月1日、その翌日がオモニの誕生日。5月は母の日もある。 うちのオモニは今年78歳になった。娘の私から見てもキレイでおしゃれ、そして好奇心旺盛。今も昔も憧…

10年後の総聯

10年経つと山河も変わるという諺がある。10年後の2035年、わたしたちはどのような姿だろうか。

〈FOCUS!〉隆盛する同胞社会を思い描いて

「ウリ民族フォーラムin広島」(7月6日)に向けて、舞台を芸術で彩るメンバーたちも日々、パフォーマンスの完成度を高めている。なかでも太鼓組に所属する朝青本部の蒋都鉉副委員長は移動式太鼓台の制作を自ら引…