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同胞学生と「家族」/金誠明

留学同で「家族」をテーマにした学習会を担当する機会があった。家族の「理想」と現実をめぐって違和感や生きづらさを感じている学生は少なくない。 私たちが当然のものと考える「家族」は、歴史・地域的にみて固有…

大切な家族のために/尹美奈

最近、相続で困っている在日同胞が本当に多いと実感している。先日も日本人の司法書士が対応に苦慮し弊所にバトンタッチされた相続の相談があった。40年以上も前に亡くなったハラボジ名義の土地の名義変更をしたい…

チョソンサラムの言葉/金淑子

行きがかりで通訳を頼まれることがたまにある。2010年6月23日「慰霊の日」の沖縄平和祈念公園でもそうだった。

定期大会に思うナソボヂャの精神/金菊江

日高学生会時代、老朽化しイタチやネズミと一緒に寝起きした総聯大阪・東大阪北支部は、私が東京から帰って来た時移転新築され、今は名前も東大阪支部になった。 あれから26年、私は女性同盟東大阪支部で活動して…

「お金の問題」と階級意識/金誠明

シフト強要や時間外労働、時給切り捨て、有給休暇の取得拒否など、学生の労働環境をめぐる様々な問題がある。 少なくない同胞学生が厳しい労働条件の下、雇用者側の論理と負担の受容を強いられる。そうした学生の話…

涙とホメオスタシス/金菊江

第32回4月の春親善芸術祭典に参加した在日朝鮮人芸術団の公演をオンラインで鑑賞した。祖国を仰ぐ朝鮮民族の喜びが全身に満ち涙がこぼれた。 公演は舞台で見ることが当たり前だった生活から2年以上が経ち、緊張…

自己表明と民族的主体性/金誠明

留学同に新入生が入ってくる時期がきた。日本の学校に入学した同胞学生にとって、民族的な自己表明の問題に改めて直面する時期でもある。

生き支度/尹美奈

人生100年時代の今「終活」が注目を浴びている。しかし「縁起が悪い」「まだ元気だから必要ない」という理由で否定的に捉えられることもしばしば。「終活」という言葉からネガティブな印象を受けるのも仕方のない…

人とロボットの違い/金淑子

お掃除ロボット「ルンバ」が初めてわが家に来たのは2015年、朝鮮学校のICT教育の取材を始めた頃だった。 コロナ禍で一挙に広まったオンライン授業だが、各地の朝鮮学校ではこの頃すでに情報通信技術を駆使し…

怒りの闘い/金誠明

ウリハッキョに対する「高校無償化」排除、地方自治体による補助金削減が始まり、12年が経った。 5年前の「無償化」東京地裁判決は今でも忘れられない。裁判所前で判決を聞いたとき大きなショックのなかで真っ先…