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子どもにも伝わる熱い気持ち

3月25~28日にかけて行われた第2回青商会学園。朝鮮大学校で行われた同学園では、日本学校に通う在日朝鮮人の子どもたちが朝鮮語を学び、ルーツを共にする仲間たちと多様な企画を楽しんだ。 青商会学園を主管…

早春に咲き誇った「花」

暖冬とは思えない寒さが続いた。その最中である3月10日に朝鮮大学校第66回卒業式が行われた。 新型コロナウイルス感染症が流行り始めた頃に入学した卒業生たちの初登校は20年9月だった。「家に帰る度、朝か…

時代を紡ぐ「ヒーロー」

昨夏、本紙連載の「蹴球七日」の取材でFC岐阜の文仁柱選手(当時はガイナーレ鳥取所属)に会った。これまで初級部から大学まで実力で試合に出場し、プロ入りを果たした華々しいキャリアのなかで「朝鮮代表で味わっ…

恩師の教えを胸に

最期の瞬間までペンと本を手に持ち、執筆活動を続けたという。恩師である元・朝大外国語学部長の高演義さんが闘病の末に亡くなられた。享年81。民族教育に半生を捧げ、フランス文学者、第三世界研究の第一人者とし…

沖縄で作る新たな居場所

本紙2月23日付3面(朝鮮語)で、沖縄で暮らす同胞青年たちの活動を紹介した。取材した北海道出身の趙淵石さん(27)、京都出身の金紅綺さん(25)、長野出身の李煕一さん(25)は同胞青年たちが集まれる新…

環境に劣らない力

1月20、21日にかけて、朝鮮学校教員たちによる教育研究集会が東西で開催された。東日本集会の2日目、会場では「学生支援」をテーマに教員たちが討論を行う光景が広がった。筆者も取材の過程で、討論の輪に加わ…

少人数学級の魅力に着目

近年、各地の朝鮮学校で増え続けている少人数学級。1月20, 21日にかけて行われた2023年度教育研究集会では、各学校が少人数学級に適した教育方法を模索した貴重な研究成果や経験が共有された。 過去5年…

吸殻の味

朝鮮に「タバコは吸殻の味が一番だ」という言葉がある。この言葉には、「人は何かを失ってからこそ本来の大切さを知る」という意味がある。 例として、コロナ禍で日常の大切さを再確認したことが挙げられるだろう。…

新年初取材と不思議な縁

妻の遺志を継ぎ、愛知と京都の2校の朝鮮学校に桜の木を寄贈した李相才さん(京都府在住)。筆者はこの取材を担当する過程でさまざまな縁に直面した。 まず初めは、相才さんの妻である故人の李秀子さんと

文化や価値観の格付け

紅白歌合戦に南朝鮮アーティストが多数出演したことを機に、「ソフト・パワー」という概念について改めて考えた。ソフト・パワーとは、軍事力や経済力など他国を強制し得るハード・パワーとは異なり、その国の文化や…