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記者として母校へ

6月14日から16日にかけて茨城初中高で第16回セッピョル学園が行われ、筆者は初めて母校を取材することになった。 筆者が初級部6年生の時の2009年から始まったセッピョル学園。中級部3年になるまで毎年…

「きょうだい国」と共に

妙香山の国際親善展覧館を訪ねた人は目にしたことがあるかもしれない、「酒器を手にしたワニの剥製」。金日成主席に贈られたこの剥製が、どの国からの贈呈品かご存知だろうか。ラテンアメリカのニカラグアだ。最近、…

同胞との「約束」果たす

6月、サッカー男子朝鮮代表が2026年W杯アジア最終予選進出を決めた。3月にアジア2次予選で日本代表と対戦(東京・国立競技場)し、在日同胞たちに大きな勇気を与えた朝鮮代表。「同胞たちにいい姿を見せられ…

衛星と「ミサイル」

「ミサイル発射、ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、または地下に避難してください」 5月27日夜、放送中の番組画面が切り替わり物々しい警報が流れた。日本政府によるJ…

軽はずみな発言

5月20日、参議院議員会館で「こども基本法及び子どもの権利条約を誠実に遵守し朝鮮学校の高校無償化、幼保無償化を求める緊急集会」が開かれた。集会には、朝鮮学校の教職員や保護者、学生と日本市民らが参加。文…

勝ちにいくオモニ

ママさんバレーは、在日同胞社会で「オモニ(母)バレー」として親しまれている。先日、オモニバレーの中央大会(主催=女性同盟中央)が6年ぶりに開かれた。 本戦の他に交流を目的とした親善試合が行われたが、と…

自慢の先生

「朝鮮学校は、日本や国際社会で活躍する人材を多数輩出しています。その中でも、私が一番自慢したいのは、朝鮮学校の先生たちです。かれらは身を削って学校を守り、学生たちを育てています」 金日成主席生誕112…

分会長から教わった心得

11月10日に開かれる「総聯分会代表者大会2024」に向けた大衆運動が各地で繰り広げられているなか、本紙では総聯分会長による対談や分会の活動について紹介した(5月8日付)。 分会長を交えた対談は、これ…

悪らつな経済制裁下で

アフリカ南部のジンバブエを訪れた際に出会った友人から先頃連絡が届いた。深刻な干ばつにより食糧価格が高騰し、食べ物や水が手に入らない日々が続いているという。自然災害による危機的状況をさらに悪化させている…

「だれいき」を目指して

10回目となる日本軍性奴隷制の否定を許さない4.23アクションが23日と28日に都内で行われた。今年は、スタンディングデモとフェスが催された。 屋内施設で行われたフェスは、パネル展示やアート、音楽など…

「のらりくらり」の内幕

サッカー朝鮮代表の7年ぶりの来日は、極めて高い注目度でトレンドをかっさらった。 3月の男子代表の取材を担当した筆者は、選手たちが日本を発つ日、かれらが宿泊する都内ホテルのロビーで出待ちするファンに遭遇…

子どもにも伝わる熱い気持ち

3月25~28日にかけて行われた第2回青商会学園。朝鮮大学校で行われた同学園では、日本学校に通う在日朝鮮人の子どもたちが朝鮮語を学び、ルーツを共にする仲間たちと多様な企画を楽しんだ。 青商会学園を主管…

早春に咲き誇った「花」

暖冬とは思えない寒さが続いた。その最中である3月10日に朝鮮大学校第66回卒業式が行われた。 新型コロナウイルス感染症が流行り始めた頃に入学した卒業生たちの初登校は20年9月だった。「家に帰る度、朝か…

時代を紡ぐ「ヒーロー」

昨夏、本紙連載の「蹴球七日」の取材でFC岐阜の文仁柱選手(当時はガイナーレ鳥取所属)に会った。これまで初級部から大学まで実力で試合に出場し、プロ入りを果たした華々しいキャリアのなかで「朝鮮代表で味わっ…

恩師の教えを胸に

最期の瞬間までペンと本を手に持ち、執筆活動を続けたという。恩師である元・朝大外国語学部長の高演義さんが闘病の末に亡くなられた。享年81。民族教育に半生を捧げ、フランス文学者、第三世界研究の第一人者とし…

沖縄で作る新たな居場所

本紙2月23日付3面(朝鮮語)で、沖縄で暮らす同胞青年たちの活動を紹介した。取材した北海道出身の趙淵石さん(27)、京都出身の金紅綺さん(25)、長野出身の李煕一さん(25)は同胞青年たちが集まれる新…

環境に劣らない力

1月20、21日にかけて、朝鮮学校教員たちによる教育研究集会が東西で開催された。東日本集会の2日目、会場では「学生支援」をテーマに教員たちが討論を行う光景が広がった。筆者も取材の過程で、討論の輪に加わ…

少人数学級の魅力に着目

近年、各地の朝鮮学校で増え続けている少人数学級。1月20, 21日にかけて行われた2023年度教育研究集会では、各学校が少人数学級に適した教育方法を模索した貴重な研究成果や経験が共有された。 過去5年…

吸殻の味

朝鮮に「タバコは吸殻の味が一番だ」という言葉がある。この言葉には、「人は何かを失ってからこそ本来の大切さを知る」という意味がある。 例として、コロナ禍で日常の大切さを再確認したことが挙げられるだろう。…

新年初取材と不思議な縁

妻の遺志を継ぎ、愛知と京都の2校の朝鮮学校に桜の木を寄贈した李相才さん(京都府在住)。筆者はこの取材を担当する過程でさまざまな縁に直面した。 まず初めは、相才さんの妻である故人の李秀子さんと