長生炭鉱追悼ひろばで集会/山口県宇部市
2024年07月22日 09:11 歴史坑口を開ける出発点に

「みんなの力で坑口を開けよう!スタ―ト集会」が開かれた
15日、山口県宇部市にある長生炭鉱追悼ひろばで「みんなの力で坑口を開けよう!スタ―ト集会」が行われた。日本の市民団体である長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(以下、刻む会)が主催したこの日の集会に、総聯山口県本部の李秀福委員長、山口初中の呉栄哲校長をはじめとする同胞や日本市民たち、韓国の遺族らなど約170人が参加した。
本格的な遺骨発掘へ

刻む会の井上洋子共同代表があいさつをした
長生炭鉱で水非常(炭鉱用語で水没事故)が起きたのは、1942年2月3日のことだった。この事故により、183人の坑夫たちが犠牲となったが、そのうちの7割は炭鉱で労働を強いられていた136人の朝鮮人だった。事件から82年が経った現在も、遺骨の発掘調査は行われておらず、犠牲者たちの遺骨は海の底に沈んだままだ。
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