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子どもにも伝わる熱い気持ち

2024年04月17日 08:00 コラム 取材ノート

3月25~28日にかけて行われた第2回青商会学園。朝鮮大学校で行われた同学園では、日本学校に通う在日朝鮮人の子どもたちが朝鮮語を学び、ルーツを共にする仲間たちと多様な企画を楽しんだ。

青商会学園を主管したのは、文字通り中央青商会。各ブロックの地域青商会や学園中のスタッフを務める朝大生と協議を重ね、昨年よりパワーアップした企画を成功に収めた。

実行委員長を務めた安剛志さん(40、岡山青商会会長)は「第1回はお祭りのような感じで終わったが、この企画を次に繋げないといけない。今後は各地域で、今回の参加者たちに学校行事へ積極的に参加してもらう必要がある」と語る。そのためにも、「青商会学園がとても楽しかった」と思ってもらえるように企画の準備を進めた。

実行委員を務めた西東京青商会の黄哲秀会長は、2、3日で覚えた朝鮮語を堂々と話す子どもたちを見ながら「自分で言うのも何ですが、素晴らしい取り組みだなと思う」と語る。また、「何事にも本気で取り組む朝大生たちの力は大きく、朝大生たちがいなければ成功していなかった。感謝したい」と話した。

青商会学園は北海道から九州まで参加費が無料。子どもながらに「参加費が無料だから嬉しい」と話す参加者もいた。

青商会の努力や熱い気持ちは、子どもたちにも伝わっていたようだった。

(忠)

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