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〈2023年度朝大入学式〉保護者たちの喜びの声

2023年04月14日 10:40 民族教育

はじまる新生活、成長に期待

夢と希望を胸に入学した新入生たち

2023年度朝鮮大学校入学式(10日)では、新入生たちが大学生活への期待と決意を膨らませていた一方で、保護者たちも新たなスタートを切った子どもたちの成長に期待を寄せていた。(取材班)

親子で同じ学部に

陳悠那さん(中央)と父の陳相圭さんと母の金善淑さん

九州初中高を卒業し政治経済学部に入学した陳悠那さんの両親・陳相圭さん(47)、金善淑さん(47)も同学部の卒業生だ。卒業して25年ぶりにキャンパスを訪れた2人は「懐かしい。当時と雰囲気は全然変わらない」と笑う。陳さんと金さんは「朝大には日本各地から同じルーツを持った友人たちが集まり、自分を高めることができる」とその魅力を語りながら、「娘は組織と同胞社会の愛のなかで育ってきた。その恩をどう返していくのかを、今後の専攻学習や友人たちとの討論を通じて見つけてくれたら」とエールを送った。

金在允さん(中央)と母の金香愛さんと父の金智英さん

外国語学部に入学した金在允さん(東京中高卒)もまた両親が卒業した学部で学ぶ。金さんの両親である金智英さん(43)、李香愛さん(43)は、自身らの大学卒業から20年が経つなか、息子が同じ学部に入学し「愛族愛国運動はこうして継がれていくのかと思うと、感無量だ」と話す。外国語を武器に同胞社会で活躍することを誓う息子の姿に目を細めながら、「日本各地から集まる友人たちと寝食を共にしながら育む友情は特別だ。同胞社会を守るという夢を叶えるため、友人たちと協力しながら勉学に励んでほしい」と激励した。

背中追い進んだ道

崔雄貴さん(中央)と両親

神戸朝高を卒業し経営学部に入学した崔雄貴さんの父・崔秀英さん(45)は、23年ぶりに大学を訪れたという。阪神・淡路大震災で兄の秀光さんを亡くし、「朝大の教員になる」という亡き兄の夢に影響を受け、自身も朝大進学を決心した秀英さん。そしてこの日、息子の雄貴さんも朝大に進学した。

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