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ウトロの歴史、放火事件テーマにシンポ/国立市が主催

2022年12月21日 08:38 主要ニュース 権利

課題学び、人権が守られるまちに

国立市主催で行われたシンポジウム

くにたち人権月間企画「ウトロで終わらないウトロの話~差別・ヘイトクライムを許さない、共に暮らす平和なまちをつくるために~」と題したシンポジウムが12月11日、東京都国立市のくにたち市民芸術小ホールで開催された。会場には、国立市の永見理夫市長をはじめとする日本の市民や同胞らが参加した。

2019年4月1日の人権条例「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」施行以来、「ソーシャル・インクルージョン」(すべての人を社会的孤立・排除から守り、社会の一員として包み支え合い、共に生きる)を基本理念に、まちづくりを進めている国立市。市が、あらゆる施策の根幹とするこの条例では、「何人も、人種、皮膚の色、民族、国籍、信条、性別、性的指向、性自認、しょうがい、疾病、職業、年齢、被差別部落出身その他経歴等を理由とした差別を行ってはならない」(第3条「不当な差別及び暴力の禁止」)として、すべての差別を明確に禁じている。

国立市では、同条例の制定を機に、人権の尊重について知り考えるきっかけとして、毎年12月を「くにたち人権月間」と定めたうえで、「語る・考える・関わる」をテーマにさまざまな催しを行ってきた。

2年目となる今年は、「語る」を中心とした昨年の取り組みを受け、市民ら一人ひとりに何ができるかを「考える」企画が準備された。この日のシンポジウムも、こうした市の取り組みの一環で開催された。

出会いは大事なテーマ

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