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〈第22回日朝教育シンポ〉「懸け橋は私であり君たち」/3年ぶりの特別授業

2022年12月13日 11:54 交流

3年ぶりに開催された第22回日朝教育シンポジウム(3日、九州中高・北九州初級)では、教育を通じた日朝友好親善のあらたな展望が掲げられた。

他方、開会に先立って行われた授業参観は来場者の関心を集めていた。とりわけ日本人教員らによる授業は、来場者はもちろん児童・生徒たちも興味津々なようすだった。

400年前の友好関係に学ぶ

初級部5年生の教室では日本人教員による社会の授業が行われていた。テーマは「朝鮮通信使」。教壇に立った古田和弘さん(52、北九州市教職員組合)が児童たちに語りかけた。「なぜ朝鮮国は、ひどい行いをした日本と再び交流を持つようにしたのだろう」。

古田さんは豊臣秀吉の朝鮮侵略(16世紀末)について解説し、倭国が朝鮮に対し行った蛮行について触れた。そして、その後なぜ国交正常化がなされ200年以上も友好関係が続くようになったのか、学習活動を通して児童らを導いた。

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