〈それぞれの四季〉焼肉最高！／司空晨

焼肉は良い。

トンポたちと囲む七輪焼肉は格別だ。

先日、総聯分会、女性同盟分会、朝青、青商会が初めて合同で企画した「西武全世代同胞大焼肉モイム」には乳幼児から80代のオルシンまで100人以上の同胞たちが集まり大盛況であった。コロナ禍以降、およそ３年ぶりとなる100人規模の同胞行事である。

この日集まった同胞たちはみな笑顔だった。大人たちは世代別に集まり、よもやま話に花を咲かせ、時折り芝生の上を駆けまわる子どもたちを我が子、我が孫のように微笑ましく見守る光景はさながら一つの大家族のようだった。

理想とするトンネの姿に少しは近づいたのではないかと思う。

今回のモイムを準備するにあたり、ドリンク類は有志の方たちから全て協賛していただいた。

分会委員たちで手分けし一戸、一戸訪ね「焼肉モイム」の趣旨を説明して回った。すると、快諾どころか数は足りるのかとさらに協賛していただいた。トンポの情の厚さを身を持って感じた。

企画当初、モイムが上手くいくのか不安もあったが、トンポたちの集まりたいという思いを知り不安は見事に払拭された。

戸別訪問、集まり語らう楽しさ、大切さを再確認した。

（総聯西東京・東部支部西武分会長）