ボクシング協会・梁学哲会長が「大阪府知事表彰」受賞

「全国」に名を轟かす同胞ボクサーを育成

「大阪府知事表彰」を受賞した梁学哲会長

在日本朝鮮人ボクシング協会の梁学哲会長（生野初級校長）が9月25日、「2022年度大阪スポーツ功労者〈大阪府知事表彰〉」を受賞した。

大阪府では毎年、スポーツ分野で活躍または、長きにわたり功績を残してきた個人や団体を表彰している。梁会長は大阪府ボクシング連盟の副会長も務めている。

今回、大阪スポーツ賞には総75団体、215人が表彰されたが、「大阪府知事表彰」はそのうち6人のみが受賞。梁会長はその1人だった。

梁会長は15年前に発足された生野西地域青商会のボクシング教室で、「全国」大会で活躍する同胞ボクサーたちを初中級部時代から育成してきた。

なかでも「2019－第9回中国台北カップ国際競技大会」で優勝し、今年９月に行われた「全国社会人ボクシング大会」で金メダルを獲得した韓亮昊選手（朝鮮民主主義人民共和国体育名手称号）は、中級部2年から梁会長の指導を受けてきた。

梁会長は「民族教育の教壇に立つ身として〈大阪府知事表彰〉を受賞したことは感慨深い」としながら、「今後も同胞選手たちが『全国』大会や朝鮮代表として国際試合に出場できるよう指導に励みたい」と力を込めた。

【在日本朝鮮人ボクシング協会】