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笑顔あふれ、再会を約束/滋賀の夏期学校で培う「自尊心」

2022年09月02日 16:06 民族教育

満面の笑みで記念撮影

滋賀県内の同胞児童を対象に朝鮮語などを教える「ハギハッキョ2022」が8月27日、総聯滋賀県本部会館で開かれた。県内に住む4人の児童が参加し、学びと交流を楽しんだ。

朝鮮語を一生懸命学ぶ児童

「アンニョンハセヨ~」。6人の講師が出迎えるなか、部屋に入ってくる児童たちが緊張したようすで挨拶した。

滋賀では「ホホホ教室―滋賀コリアン土曜児童教室―」と名を掲げた朝鮮語教室が、2018年から月に1度、運営されている。この地での夏期学校は、その朝鮮語教室の一環として行われてきた。今年は「ホホホ教室」参加者と滋賀初級に通う児童が一堂に会した。

児童らは、講師と積極的に朝鮮語で会話した

ひとりの講師が1日のスケジュールを確認する。「ウリマル(朝鮮語)を習ってゲームをします。そのあとは皆でプールに行きましょう」。児童たちのきいろい声が飛んだ。

この日に習った朝鮮語は挨拶や呼称について。「プレ(浮き輪)」「トウォヨ(暑いです)」など、夏と関連する言葉も身に着けた。

「それじゃあ、いま習ったウリマルを使って、隣の子と会話してみよう」。講師の指示に沿って児童らは2人1組で向き合い、恥ずかしがりながらも慎重に話す。児童たちのそばには講師が1人ずつ寄り添い、発音や抑揚をアドバイスした。

朝鮮語の勉強を終えた児童らはフルーツバスケットなどの室内ゲームを楽しみ、1日の最後は近所のプールで思う存分はしゃいだ。

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