【特集】告発から45年~裴奉奇さんが伝えたこと


77年4月23日に掲載された裴奉奇さんの記事

1977年4月23日、朝鮮新報に一本の記事が掲載された。それは日本による植民地統治下で、沖縄に日本軍「慰安婦」として連行された裴奉奇さんへのインタビューだった。

91年、南朝鮮で初となる金学順さんの告発に先駆けること10余年。裴さんの告発は、日本軍性奴隷制問題の転機をもたらすもので、戦時中日本軍が犯した国家犯罪に憤り連帯する世界の女性たちの動きは、この時を境に大きく進展する。

裴さんの告発から今年で45年。北南朝鮮に存命の被害者たちは、もう数えられるほどしかいない。

被害を自ら告発するという痛みを伴う行為を、被害者たちはなぜしてきたのか。そして歴史の風化を防ぐため次世代に求められているものは何か。77年に裴さんの記事が掲載されることになる背景など告発当時について、また次世代の在日同胞や南の市民団体による歴史を継承する取り組みを特集する。

(韓賢珠、金紗栄)