〈寄稿〉卓球・池松怡さんの「全国」出場に触れて/慎時男


努力と「夢」でつかんだ快挙

19年8月、「在日朝鮮学生卓球選手団」が祖国での強化合宿を行った(現地の選手らとの記念撮影)

いま日本では、「卓球ブーム」が到来している。少子化などによって子どもたちのスポーツ離れが進む中、日本学校では卓球部の部員数が増加傾向にあり、18年には初のプロリーグである「Tリーグ」も発足するなど、日本のメジャースポーツとして定着しつつある。

一方、在日朝鮮人卓球界はこの流れに反比例するように学校卓球部員の減少によって、廃部や個人での活動を余儀なくされるなど、苦しい状況にある。この危機的状況を打破するために在日本朝鮮人卓球協会では近年、金正俊会長が示した「底辺の拡大」と「選手育成」を最重要課題として、さまざまな取り組みを行ってきた。

少人数学校への卓球台やボールなどの競技用具の寄贈活動をはじめ、2018年1月には「第1回在日朝鮮初級学校卓球交流大会」の開催、翌年8月には「在日朝鮮学生卓球選手団」を結成し、有望な選手たちを18年ぶりに祖国に送り、2週間にわたり強化合宿を行った。

そんな中、在日卓球界にうれしいニュースが飛び込んできた。

大阪中高の高級部1年生・池松怡(チ・ソンイ)さんが「第48回全国高等学校選抜卓球大会」大阪府予選女子シングルス部門で優勝し、朝鮮学校生徒として卓球競技初の「全国」大会出場権を獲得したのである。

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