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〈紙上フォーラムに見る正面突破戦 5〉国家建設、経済発展をけん引

2020年08月20日 09:50 主要ニュース 共和国

教育・科学技術

科学技術の発展に依拠した経済成長をめざす朝鮮で、科学は「経済発展をけん引する機関車」とされる。一方で、教育は「科学の母」だ。連載第5回では、国家建設を推進するうえで根幹をなす教育および科学技術部門の取り組みについて見る。

ソフトとハード両面を強化

朝鮮では近年、教育の抜本的かつ革新的な改革に取り組んできた。17年に従来の11年制義務教育(幼稚園1年、小学校4年、中学校6年)から全般的12年制義務教育(幼稚園1年、小学校5年、初級中学校3年、高級中学校3年)への移行が完了、全面実施されたほか、教育内容と方法、教育環境を一新させる取り組みが全国で一斉に展開されている。

目下の課題は、▼大学などの高等教育機関を科学研究拠点、人材育成の拠点、社会・経済発展の中心拠点として発展、▼教育内容の実用・総合・現代化、教育の条件・環境改善、▼中央と地方の教育格差の克服--だ。

労働新聞5月26日付の「自力更生紙上フォーラム」で教育委員会のキム・スンドゥ委員長は、人材育成事業に関する具体的な方途について、高級中学校卒業生の中で優秀な生徒たちを選抜・推薦して教員大学、師範大学に進学させ、師範教育の質を決定的に改善させると述べた。中央と地方の教育水準の均衡化については、農村および山間地域に不足する教員を補填し、再教育を施すとともに事業や生活の条件を保障することに努めるとした。

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