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朝鮮で人気の様々なアプリ/学力評価から民間療法、脳トレまで

2020年04月14日 11:03 主要ニュース 共和国 朝鮮半島

朝鮮でスマートフォンやタブレットPCの普及が進む中、教育、医療など生活のさまざまな分野で役立つアプリケーションの開発が進んでいる。最近、朝鮮メディアで紹介されたアプリを分野別に紹介する。

自宅学習の助けに/教育アプリ

新型コロナウイルス感染を防ぐため、朝鮮国内で学生の休み期間を延長する国家的措置がとられる中、人気を集めているのが学力評価アプリ「最優等生の友達 (최우등생의 벗) 2.0」だ。

学力評価アプリ「最優等生の友達2.0」(「メアリ」)

金策工業綜合大学で開発した同アプリには、初級中学校(中学校に相当)と高級中学校(高校に相当)、そして秀才が集まる第1中学校の学生が学ぶ国語、歴史、自然地理、数学、英語、物理、化学、生物などの社会科目と自然科目の内容が12年制教育のカリキュラムに沿って組み込まれている。学年別、科目別で分類された章ごとに、授業の復習ができる仕組みになっている。章ごとの問題を解く過程で採点が行われ、間違った箇所は解説を通してフォローしてもらえる。

学生たちにとっては、ゲーム形式で復習を行うことで意欲の向上につながり、保護者にとっては子どもの実力を採点を通じて随時把握できると、軒並み好評だ。

「子どもたちの休み期間が延長される中、保護者たちの間では家庭での学習指導が話題になっていた。このアプリの存在を知り、2人の息子のためにダウンロードした」と話すのは、平壌市大城区域在住のパク・レジョンさん。「理解を深めるための解説やフォローもあるので、家で学校の先生に教えてもらっているようだった。子どもたちも勉強に熱中しており、私が仕事から帰ると、点数や勉強内容など一日の成果を楽しそうに話してくれる」と語る。

学校教育の現場にもさまざまなアプリが導入されている。

学校教育水準評価アプリ「ミレ(미래)」は、教育評価指標を基準に、各級学校、大学の教育情報を集計し、全般的な教育水準を評価するアプリだ。同アプリは、教育部門全体における教育水準を評価し、その改善策をたて、学校の教務行政管理業務に対する情報化を実現するなど、教育内容の実用化、総合化、現代化の実現に役立てられている。

朝鮮式の電子黒板アプリ「銀光棒」(「朝鮮の今日」)

また、国家科学院数学研究所では、教育部門の情報化を実現する上で必要な、朝鮮式の電子黒板アプリ「銀光棒(은빛봉)」を開発した。同アプリは、板書機能など、授業に必要となるさまざまな機能を搭載。講義や学術討論会などの場で、発表者が自身の発表内容を直接液晶テレビ画面上で操作することができ、講義や発表の効率化に役立っている。

現在、教育の現場のみならず、工場・企業所に設置された科学技術普及室など幅広い現場で導入されているという。

スマホで学ぶ高麗医学/医療アプリ

最近、高麗医学綜合病院で「高麗医術(고려의술)3.5」「高麗医学大辞典(고려의학대사전)1.0」「民間療法伝書(민간료법전서)1.0」「つぼみ(꽃망울)1.0」など、高麗医学と関連したアプリを次々にリリースした。

遠距離医療サービス、高麗医学部門の科学技術情報や高麗医学電子辞典の閲覧、自己健康判定支援サービスが搭載された高麗医療サービス支援アプリ「高麗技術3.5」は、ホームページからアクセスが可能。専門家のほかに、一般の利用者の利用率も増え、高麗医学の臨床実践において大きな効果を生んでいる。

「高麗医学大辞典1.0」などの医療アプリも続々開発されている(「朝鮮の今日」)

そのほか「高麗医学大辞典1.0」「民間療法伝書1.0」「つぼみ1.0」はすべて、スマートフォンで利用可能なアプリだ。

「高麗医学大辞典1.0」には、

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