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ニーズに応えて多様化/生活に根ざした「8.3消費品」

2017年08月19日 09:05 共和国

【平壌発=金淑美、黄理愛】朝鮮の軽工業品生産において重要な部分を占める「8月3日人民消費品」(以下、8.3消費品)。昨今、国内の工場・企業所で推進する品質向上、商品の多様化は、8.3消費品生産においても積極的に取り組まれている。

8.3消費品の数々

変化に沿って

8.3消費品とは、国家生産計画以外に、新たな投資をせずに工場の生産過程などから出る副産物や廃棄物、遊休資材、労働力などを効果的に利用して作る製品のこと。工場・企業所などにおける生産以外に、日用品、生活必需品の需要を満たすために取り組まれている、朝鮮独自の大衆的生産性向上運動だ。

1984年8月3日、平壌市軽工業製品展示場を視察した金正日総書記は、便益作業班、家内作業班をより多く組織して生活必需品をたくさん作り、区域ごとに直売店を設けて市民の需要を満たすよう指示した。このことから、「8月3日人民消費品生産運動」と称される運動が始まった。今年はそれから33年目になる。

8.3消費品は区域ごとにある直売店で販売されている。生産を担うのは、工場や企業所に設置された8.3消費品を専門に生産する作業班、定年退職者などによる家内作業班、直売店所属の利用生産班(遊休資材を生産に利用するという意味)。各班では被服製品、鉄製品、木製品、食料品などの幅広い日用品を生産している。

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