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〈人・サラム・HUMAN〉「コットン」オーナー/禹美陽さん

2015年07月08日 11:50 文化・歴史

喜びが花咲くように働きたい

禹美陽さん

禹美陽さん

大阪市城東区でブライダルウェディングチョゴリとフラワー手作りショップ「コットン」を営んでいる。屋号の「コッ」は朝鮮語の花、「トン」は同じを示す。自然なものが好きで、今から20年前に始めた手作りショップと生花店には禹美陽さんの丁寧な仕事ぶりに信頼を寄せる客が後を絶たない。

「トンポのお祝い事や悲しいことに花を添えるたびに、花屋を立ち上げて良かったと思う」。ウリハッキョの卒業式を華やかに彩るスタンド花から、卒業の日まで元気に学校に通った子どもたち一人ひとりに、お祝いの花一輪をプレゼントするアイデアを出し、学校の「出費を抑えるのに協力」した経験についても語ってくれた。

チョゴリのサイズ・デザイン直しも手がけ、「花嫁のチマ・チョゴリを10年、20年先も違和感なく着られるようリメイクする」ともいう。31日、大阪・スイスホテル南海大阪でコットン設立20周年記念ブライダルチョゴリショーが開かれる。そこでは、ある女性が成人式のときに着た衣装をリメイクし、母親となった女性が、幼い娘と一緒に着られるよう2着に仕立て直したものが披露される。「花と同じように、一つひとつ喜びが花咲くように、お客さんのことを思いながら丁寧に針仕事を進めていきたい」との思いが彼女の周りにたくさんの笑顔を引きつけているようだ。(潤)

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