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〈震災から3年〉いま自分にできることを/茨城初中高卒業生たち

2014年03月03日 09:34 民族教育

愛情感じ続けた3年間

2011年3月11日、14時46分、多くの人命と日常を一瞬にして奪っていった東日本大震災。それは北関東・東北地方にある朝鮮学校にも大きな爪あとを残した。3年前、不安と恐怖でつぶれそうになる小さな背中を、日々寄せられた各地同胞たちからの激励と支援物資が力強く押してくれた。東北朝鮮初中級学校、福島朝鮮初中級学校から、茨城朝鮮初中高級学校に入学した生徒たちはいま、同校を卒業し、新たな一歩を踏み出そうとしている。

3年間の朝高生活でかけがいのない友人にであった。

3年間の朝高生活でかけがいのない友人にであった。

全力で駆け抜けた日々

「この3年間は、全身あざだらけでした」。東北初中出身の趙理瑛さんは、空手部の板割りで傷つけたという右手甲の豆をさすりながら、屈託の無い笑顔を浮かべた。

高校生活を通じて、「何でも一生懸命に努力すれば、必ず結果に結びつくということを学びました」ときっぱり言い切るたくましい表情は、3年前には見られなかった姿だった。

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