公式アカウント

光明星節記念・日朝友好新春の集い

2013年02月22日 11:47 主要ニュース

「逆風乗り越え前進しよう」

「光明星節記念・日朝友好新春の集い」が20日、都内で開かれ、日朝友好団体のメンバーや同胞ら70余人が参加した。

総聯中央の南昇祐副議長が来ひんとして参加した。

来ひんとして総聯中央の南昇祐副議長があいさつを行った

集いではまず、金正恩第1書記の新年の辞を収録した映像が上映された。

主催者を代表して、朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の日森文尋議長があいさつを行った。

日森議長は「朝鮮に対する新たな制裁が加えられるなど、情勢は大変厳しい状況にあるが、今年は朝鮮戦争停戦協定締結60周年、建国65周年という節目の年にあたる。日朝関係、朝米関係改善において前進をもたらすための運動を全国的に展開していこう」と強調した。

続いて、総聯中央の南昇祐副議長があいさつを行った。

副議長は、反朝鮮、反総聯、反日朝友好の厳しい逆風が吹いている現在、日朝友好と国交正常化を目指す運動において新たな難関が生じていると指摘した。そのうえで「団結と連帯こそが力。今後も運動を力強く推し進めていこう」と呼びかけた。

参加者たちはその後、会食を楽しんだ。

日本体育大学の正木健雄・名誉教授、日朝友好促進東京議員連絡会の芦沢一明・共同代表、高句麗会の伊藤利光会長、金丸信元副首相の秘書で子息の金丸信吾さんが発言した。

公益財団法人・在日朝鮮学生支援会の評議員でもある正木名誉教授は、「高校無償化」制度からの朝鮮高級学校生徒除外や、各地での朝鮮学校への補助金打ち切りの動きなど、民族教育をめぐる状況が大変きびしいものになっているとしながら、各界からの支援を呼びかけた。

また、「北朝鮮地域に残された日本人遺骨の収容と墓参を求める遺族の連絡会」の太西るみ子事務局長が紹介された。

一方、集いに先立ち朝鮮新報社の金志永副編集局長が朝鮮半島をめぐる最近の情勢について講演を行った。

金志永副編集局長は、米国とその追従勢力が「北の軍事的挑発」を云々しながら朝鮮半島の軍事的緊張を高めていると指摘。米原子力潜水艦を投入した米・南の連合海上軍事演習(4~6日)が朝鮮東海で行われたほか、米本土にあった核搭載爆撃機B-2ステルス2機がグアム島に展開されるなど、具体例をあげて説明した。

また、朝米間に核対決の構図がもたらされた元凶は、朝鮮戦争時から絶えず核威嚇を続けてきた米国にあると強調した。

(里)

Facebook にシェア
LINEで送る