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〈朝鮮の論調〉2009年2月

2009年03月11日 00:00 朝鮮半島

米国と南朝鮮の軍事的挑発によって朝鮮半島情勢の緊張が高まる中、朝鮮は人民軍総参謀部スポークスマン声明(1月17日)と祖国平和統一委員会の声明(1月30日)を発表。李明博政権の反北対決政策に対して「全面対決態勢に突入」することと、北南間の政治的・軍事的対決状態の解消と関連した全合意事項の無効化および西海海上軍事境界線に関する諸条項の破棄を宣言した。2月に入っても軍部および北南関係、宇宙開発部門の関係機関を通じて声明、談話などを相次いで発表、人工衛星「光明星2号」が発射準備段階にあることを公表する一方で、「制裁」「軍事的対応」を叫ぶ米国や南朝鮮に対する非難を強めている。各メディアも、これらの発表に基づき自国の立場を補強する論調を展開した。米国務長官のアジア歴訪、米国の朝鮮問題専門家グループ訪朝など注目すべき動きもあったが、今後の情勢は予断を許さない。

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