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〈朝鮮近代史点描 14〉安重根義士、伊藤を撃つ

2005年05月19日 00:00 歴史

Q:安重根は、どのような根拠をもって伊藤博文を撃ったのでしょうか。

A:安重根(1879~1910)の家は黄海道海州でも有名な高麗時代から続く名家で、かつ大地主の長男として生まれました。代々学問を尊重し、商業も営む進取的な家でしたので、開化派の発行する新聞を早くから購読し、世の中の動きにも敏感でした。

安重根は幼い時に伝統的な儒学の勉強をしましたが、青年になるにしたがって乗馬と射撃を好み、父にねだって買ってもらったライフル銃をもって山野を駆けめぐり狩猟を楽しんだり、志を持つ青年と出会って酒を酌み交わすことを喜びとしました。

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