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〈朝鮮服飾ものがたり 11〉スルチマ

女性が出かけるときに、頭と顔、上半身を隠すのに使った。 「スゲチマ」ともいう。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがたり」記事一覧はこちら】

〈朝鮮服飾ものがたり 8〉かんざし(ピニョ)

かんざしは、その材料と作られた形によって呼び名が多様である。 珊瑚簪、石榴簪、鳳簪、金かんざし、花簪、銀かんざし、龍簪、菖蒲簪、翡翠簪、黒角かんざし、竹節簪、西北簪、玉簪などがあった。 だんご頭にさす…

〈朝鮮服飾ものがたり 7〉女性の普段着(ピョンサンシ ニョジャボク)

女性は普段着として、チマとチョゴリを着用した。チョゴリの襟と袖口には別色の生地を当てたが、これを「半回装」という。 「三回装」「半回装」ともに若い女性が着たもので、年配の女性たちはチョゴリの袖口とコル…

〈朝鮮服飾ものがたり 6〉深衣(シムウィ)

封建時代、学者たちが着た上着。 白い麻布で作り、袖を広く取った。 ふちには黒いシルクを施した。 深衣を着るときには、頭に黒い麻布で作った幞巾(ポッコン)という被り物をかぶった。 (出展「李朝服飾図鑑」…

〈朝鮮服飾ものがたり 5〉三回装(サムフェジャン)

黄緑色の女性用のチョゴリの襟、袖口、脇に別色の布を当てた。 図では小豆色の別布を当てている。 元は脇など汚れが目立ちやすい部分に別布を当てることによって、その部分だけを取り変えて清潔を保てるようにした…

〈朝鮮服飾ものがたり 4〉褙子(ペジャ)

袖とポケットのない、ベスト状の女性用上着のひとつ。 外側にはシルク、内側には柔らかな毛皮をほどこした。 胸元に留め具はない。 見栄えが良いので若い女性が好んで着た。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸…

〈朝鮮服飾ものがたり 3〉道袍(トポ)

1592~1598年の任辰倭乱後、文官の平常時の上着であり、官職につかない士の礼服でもあった。 そでがトゥルマギのそでより広く、長い。 胸の位置には組みひもの帯を巻いた。 家にいるときは冠をかぶり、出…