公式アカウント

東京大空襲69周年朝鮮人犠牲者追悼会

朝鮮の遺族らの遺骨対面を望む 1日、東京都江東区の東京大空襲・戦災資料センターで「東京大空襲69周年朝鮮人犠牲者追悼会」(主催=東京大空襲朝鮮人犠牲者を追悼する会)が開かれ、同胞、日本の市民など約10…

〈東京大空襲と朝鮮人犠牲者(下)〉強制連行の被害者たち

(3)米軍の集中爆撃 米軍は軍関連企業・軍需工場を集中的に狙った。米軍は爆撃前、付近に「聖路加病院は米陸軍の病院として使うので爆撃しない」というビラを撒いた。本願寺が無事だったのはこのためである。占領…

〈東京大空襲と朝鮮人犠牲者(上)〉一日も早く解明されるべき全貌

米国防総省戦略アナリスト元顧問のダニエル・エルスバーグは、「米国が一日のうちに実行した大虐殺で歴史上1番目は東京大空襲、2番目は広島、3番目は長崎である」(「世界」2010年1月号49頁)と指摘した。…

〈東京大空襲と朝鮮人犠牲者(中)〉名前すらわからない遺骨

2. 朝鮮人犠牲者 (1)公文書 日本政府が1991年、韓国に渡した厚生省(当時)保管「被徴用死亡者名簿(海軍)慶尚北道・慶尚南道」がある。名簿には一連番号、階級、姓名、生年月日、所属、死亡年月日、死…

〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(6)

朴堤上の夫人は、彼が倭に発った後、3人の娘を連れて鵄述嶺に登り祭祀を執り行い、むせび泣き、夫を呼びながら世を去ったという。 後世の人々は、朴堤上の妻が、夫が発ったという知らせを聞いて駆けつけたもののつ…

〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(5)

「わが王弟様には、とうに出発されました」 この知らせを聞いてびっくりした倭王は、急いで兵を海に送り出す一方、朴堤上を捕えて王自らが直接、取り調べを始めた。 「お前はなぜ、美海をこっそり送り出したのだ?…

〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(4)

朴堤上の帰宅を待ち焦がれていた夫人がこの知らせを聞いて、入江に駆けつけたが、すでに船は錨を上げた後であった。甲板に立った朴堤上は、夫人に向かって軽く手を振るだけであった。遠ざかるその手ぶりもだんだんと…

〈歴史×状況×言葉 37〉宮本百合子(4)/「東へ」向かう朝鮮人とは誰か?

「播州平野」の結末部で、「播州平野の国道」を荷馬車にゆられ、「(政治犯として獄中にあり釈放された)重吉に向って」「東へ」進むひろ子は、二人の朝鮮人青年と道連れになる。ひろ子がそれまで旅の道中で見かけた…

〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(3)

朴堤上はその足で、北行の途に就いた。 高句麗国内城に入った彼は、公館で暮らしている宝海に会った。宝海は嬉しくてたまらなかった。 泣き笑いながら積もる話で夜を明かした2人は、万一に備えて逃げるため万端の…