金日成主席生誕100周年記念祝賀宴、大阪で開催
2012年04月26日 00:40 主要ニュース「友好親善、連帯を深め」
金日成主席生誕100周年記念祝賀宴(主催=総聯大阪府本部)が20日、大阪市内のホテルで行われた。総聯本部の関係者と中華人民共和国駐大阪総領事館、在大阪カンボジア王国名誉領事館、元大阪府議会議員、元大阪市議会議員、前東大阪市議会議員、元東大阪市議会議員、元堺市議会議員、前交野市議会議員のほか、日朝友好団体、朝鮮学校を支援する会、朝鮮人強制連行真相調査団、労働組合など日本の35の友好団体代表85人と同胞ら350余人が参加した。
主催者を代表してあいさつした玄鉄男副委員長は、会場に訪れた参加者に謝意を述べ、「20世紀は波乱万丈の世紀だった。21世紀は自主と平和、親善に基づいた国際関係を構築する希望に満ちたものとなるだろう」と指摘。「主席の遺訓どおり世界各国との親善連帯をいっそう深め、朝・日平壌宣言に基づいた国交正常化を一日も早く成し遂げたい。その過程で過去清算をはじめとする諸問題を解決し、両国民が安心して暮らせる社会を築き、民族教育をはじめとする在日同胞の諸権利を守り拡大していきたい」と話した。
祝賀宴では金日成主席の生前の業績を紹介する映像が上映された。
「キムイルソン主席生誕100周年記念事業大阪実行委員会」委員長の「日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪」有元幹明共同代表、「日朝音楽芸術交流会」の小笠原美都子名誉会長、「北河内・城北日朝友好市民の会」の和田充弘会長、「東大阪日朝友好の会」の瀬川誠会長、「キムジョンイル著作研究会」の三上太一事務局長があいさつした。
10日から7日間の日程で訪朝した有元共同代表は、白頭山密営地を訪ね金日成主席らが展開したパルチザン闘争について思いをめぐらせたこと、100周年を祝う閲兵式に参加し金正恩第1委員長を間近で見たことなどを感慨深く話した。有元共同代表は、大阪で長く交流を続けている総聯活動家たちと朝鮮で会ったエピソードにふれ、「親戚になったような不思議な気持ちになった」と喜びながら、「今年、日朝平壌宣言10周年を迎える。これからも日朝友好促進と国交正常化の世論喚起のために頑張りたい」と述べた。
祝賀宴では、大阪朝鮮歌舞団が公演を披露し友好ムードを盛り上げた。終盤には、参加者らが共に長い「統一列車」を作り場内を駆け回った。
東成青商会の李昶林会長は「(来賓のあいさつを聞いて)朝・日両国が互いに尊重し協力し合いながら良い関係を築いていけたら。こうした運動を拡大するためにも、より多くの人に朝・日友好を呼びかけていきたい」と語った。
また、同じく祝賀宴に参加した金由光さんは、「国交正常化のためにこれまでずっと活動を続けてこられた日本の来賓の方々の言葉を聞きながら感動した。同胞たちは主席の配慮で送られてきた教育援助費と奨学金の恩恵を決して忘れてはならない。そして新しい100年を立派に歩んで行かなければ」と語った。
(李炯辰)