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〈人・サラム・HUMAN〉在日本朝鮮人陸上競技協会理事/金英勝さん

「タルリギ」通じて同胞をつなぐ

統一旗を手に走る人や空を舞うカササギ、こんがり焼けたクロワッサン… さまざまな人や物、動物などが四季折々の風景に囲まれた朝大の構内をにぎやかに走る一枚の絵。「第4回同胞タルリギフェスタ」(11月25日、朝大)のパンフレットの表紙だ。

毎年、表紙を描いている金英勝さん。「フェスタは祭。何より楽しい雰囲気を表現したかった」。子どもが興味を持つもの、朝鮮の天然記念物や民族性を盛り込むことにこだわり、およそ1年をかけ手書きで仕上げた。

東京朝高陸上部時代には中距離走の選手として活躍。フェスタではロードレースの部に出場し、今も現役で競技に親しむ。「走り切った後の爽快感」がたまらないという。

昨年7月に結成された東京陸上競技協会では理事長を務める。子どもたちを対象にした「タルリギ教室」や協会が主催する「タルリギ会」を通じて「走ることの楽しさや競技の魅力を一人でも多くの人に伝えたい」。

フェスタは来年で5回目を迎える。「単に走ることを楽しむだけでなく、同胞たちが朝大に集まって『タルリギ』を通じてつながることがフェスタの大きな意義。パンフレットの絵のように朝大を埋め尽くすほどの同胞が集まってもらえれば」と笑顔で語った。

総聯東京・文千支部の常任委員、千駄木分会の分会長も務め、地域同胞社会の発展にも力を注ぐ。53歳。

(根)