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〈本の紹介〉高麗建国1100年「高麗皇宮開城満月台」/洪基南

2018年08月01日 14:06 文化・歴史

南北共同発掘平昌特別展の図録発刊

南北歴史学者協議会
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平和の祭典、冬季オリンピック・パラリンピックが平昌で開催されるのに合わせてオリンピック会場近くの尚志大関嶺高等学校で高麗建国1100年「高麗皇宮開城満月台南北共同発掘平昌特別展」が開かれた。その図録が社団法人南北歴史学協議会から発行された。きれいな写真をたくさん使った303ページからなる立派な本であるが特別展の記録・広報誌のようなものである。この特別展についてはインターネットからも見ることが出来る。(www.manwodae.kr/)

今年の冬季オリンピックには朝鮮半島に春を呼び込む北側の選手団も加わり南北選手団の共同入場や女子ホッケー統一チームが実現した。聖火台に通じる光の道を南北の二人がトーチを掲げ一緒に上りきり前フィギイアスケート世界チャンピョンの金妍兒選手に聖火を引き継ぐ場面に南北を問わず世界中のわが民族はどれだけ胸を打たれただろうか。

零下20度を下回る寒さの中で繰り広げられた競技の一方で競技場近くの大関嶺高等学校では2006年に北側の民族和解協議会と南側の南北歴史学者協議会が開城満月台の合同調査で合意して進められた2007年5月15日から7月13日までの第1回から2015年6月1日から11月30日までの第7回までの共同発掘調査の成果を展示する「平昌特別展」が開かれ多くの観客が訪れた。

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