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米・韓合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」に抗議し即時中止を求める/中村元気

2014年08月25日 14:13 主要ニュース

内外の強い反対にも拘らず強行した、今回の「乙支フリーダム・ガーディアン」米・韓合同軍事演習は、大変危険な挑発行為であり、厳重に抗議するとともに、直ちに中止するよう求める。今回の軍事演習もその目的を、「外部の侵略から韓国を防衛するための演習」と主張しているが、共和国に対する先制攻撃と侵攻を目的とした挑発的な軍事演習であり、断じて許すことができない暴挙である。

米国と韓国は、今年3月と7月にも合同軍事演習を行ったばかりか、さらに、深刻な問題は、今回の軍事演習に、核先制攻撃を行くことを骨子とした「テーラーメード型抑止戦略」が公式に適用されていることである。これは、朝鮮半島を核戦争の危機に陥れることを意味し、事実上、米韓の軍事的結託と核による恫喝によって朝鮮半島及び、東アジア地域の平和と安定が脅かされているということを如実に表している。

1950年に勃発した朝鮮戦争は未だ終結しておらず、朝鮮半島は戦闘が一時中断しているだけの極めて不安定な停戦状態にある。しかし、米軍は韓国に60年以上も駐留し続けているばかりか、1976年から毎年のように大規模な軍事演習を繰り替えしてきた。軍事的挑発を続けてきたのは誰で、平和の破壊者が誰なのかは明白であり、米軍は南朝鮮から速やかに撤退すべきである。

私たちは、危険極まりない米国と韓国の合同軍事演習を直ちに中止することを求めると共に、朝鮮半島をはじめ東アジアの平和と共生、そのための徹底した非核化をめざし、今後も運動を展開することを決意する。

2014年 8月 21日

(日本朝鮮学術教育交流協会 会長)

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