公式アカウント

打ち上げ成功への執念

2012年12月12日 13:37 春・夏・秋・冬

人工衛星打ち上げのわずか7分56秒前、不備が見つかって打ち上げが中止に。2009年8月19日、南朝鮮でのことだ。こればかりか、南は今年だけでも打ち上げを2度見送っている

春夏秋冬▼打ち上げの予定変更は、日本や米国などでも多々あること。あらゆる先端技術が詰まっている衛星の打ち上げはそれだけデリケートで、慎重にならざるを得ない。朝鮮も例外ではない

▼朝鮮の宇宙空間技術委員会スポークスマンは8日、衛星打ち上げの準備を進める過程で「一連の事情」が提起され、打ち上げの時期を調節する問題を慎重に検討していると言及。10日には、「一連の事情」が運搬ロケットの1段階操縦発動機系統の技術的欠陥だということを明らかにした。同時に、打ち上げ予定日を29日まで延長すると発表した。時を同じくして、一度は発射台に設置した運搬ロケットを解体して修理していると伝えられている。何としても今年中に打ち上げを成功させようとする強い意志を感じる

▼今年4月の打ち上げに先立ち、宇宙管制総合指揮所関係者が本紙記者に明らかにしたところによると、朝鮮では今年から「宇宙開発5カ年計画」が始まった。この計画の最初の事業は「光明星3」号の打ち上げ。成功しなければ計画全体に遅れが生じることになる。今後は停止衛星の打ち上げなどを予定しているという。寒波が押し寄せ気象条件も厳しい中、ついに「光明星3」号の打ち上げを成功させた朝鮮の科学者に大きな拍手を送りたい。(進)

Facebook にシェア
LINEで送る