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〈それぞれの四季〉「還暦過ぎて思春期」/朴美順

還暦を過ぎ留学同の後輩女子たちと40年ぶりに再会した。過去にタイムスリップしたように皆そのままの姿だった。子育てを終え、義父母を送り、夫をフォローしてきた彼女たちとの友情が再開した瞬間だった。不思議な…

〈それぞれの四季〉韻文について②/李京柱

詩の授業は難しい。高級部の教科書には多くの詩が収められているが、しっかり教えられているのか正直実感が湧かない。今回は吉野弘さんの「I was born」を教えた。 「ほっそりした母の 胸の方まで 息苦…

〈それぞれの四季〉エンディング/崔泰順

キム・チョルミン監督の「私はチョソンサラムです」と朴英二監督の「光の糸」を観て元気と希望を取り戻した。 「ウリ」を描いた作品のそれぞれのエンディングメッセージから、監督たちの心を垣間見れた気がする。 …

〈それぞれの四季〉韻文について①/李京柱

「うん、センスないね」 大学3年の授業で俳句を詠んだ、その時の周りの反応。今その俳句を詠み返すと、背伸びしているようで何を言いたいのかまったく分からない。「なにこれ。赤いものを表現したいの? 血のこと…

〈それぞれの四季〉朝鮮学校問題は何番目?/崔泰順

あなたの中で朝鮮学校問題は何番目ですか?- 10月16日広島無償化裁判控訴審、控訴棄却判決。 「不当判決、なぜでしょうか」 報告集会、生徒の第一声。 「朝鮮」が付くと子どもまでも差別する政治と、それを…

〈それぞれの四季〉「きせき」/李京柱

いざ聞かれると答えられないことは多い。有名なものは昨日の夕飯は何だったか。他には自分の家の屋根の色とか。私にはもちろんわからない。しかし校舎の隣にある文化会館(体育館)については答えることができそうだ…

〈それぞれの四季〉観点-世の中と自分を変える勉強-/崔泰順

心から尊敬している人たちがいる。それは日本各地に10校ある朝鮮高校のオモニ会会長たちである。 歴代のオモニ会会長たちは時代ごとの朝鮮学校差別に向き合い、子どもたちの権利獲得を求め最前線で闘ってきた。

〈それぞれの四季〉「コロナのおかげで」/李京柱

8月下旬、朝青の常任委員会で委員長が話した言葉が今でも心に刺さっている。「『コロナのせいで』、って一言で片付けようとしていませんか。その言葉に甘えてしまっていると思います」。