
〈取材ノート〉イルクンについて
2019年10月25日 15:55
本紙で「専従活動家」とされる彼・彼女たち。同胞社会では一般的に「イルクン」と呼ばれる。日本語に直訳すると「働く人」となる。本部や支部、分会はもちろん、各種行事、被災地、権利闘争の先頭にも…取材現場には…

〈取材ノート〉遠賀の流行語大賞
2019年09月27日 09:27
近頃、女性同盟福岡・遠賀支部で非専従委員長を務める韓鶴江さん(63)の自宅を「朝鮮総聯」を名乗る人が訪ねてきたそうだ。誰かと思ったら、日本学校出身の遠賀地域青商会・会長、辛勝久さん(40)だった。「ウ…

〈取材ノート〉「自由」の尊重
2019年09月20日 10:20
日曜の昼下がり、この日も排外主義者たちは、警察に守られながらヘイトスピーチの「自由」を得ていた。15日、錦糸町駅周辺では、「日韓断交」を求め排外主義団体らが主催したヘイトデモが行われた。いかにもと言わ…

〈取材ノート〉出張中のこぼれ話
2019年09月17日 09:14
ホテルの受付で名乗った瞬間、たどたどしい日本語が返ってきた。「私も韓国から来たんです」。昨年、就職のため日本に来たという若手職員の目はキラキラと輝いていた。どうやら同じく「韓国から来た」仲間と思ってい…

〈取材ノート〉一網打尽
2019年09月10日 14:29
「新鮮な鮎はスイカの香りがするんだよ」。横に座る総聯鹿児島県本部委員長は得意げに語った。「民族フォーラム2019in九州」の企画である朝青鹿児島と朝青福岡の合同座談会(8月3日)、その交流会に顔を出し…

〈取材ノート〉地方都市の活気
2019年08月08日 14:08
緑まぶしい街並み、カラフルなワンピースをまとう女性たち、ビアホールでグラスを交わす上気した笑顔―。数年ぶりに夏の平壌を訪問すると、その活気あふれる姿にこちらまで浮足立ってしまう。 活気にあふれているの…

〈取材ノート〉空虚な発言
2019年07月25日 11:25
先月28日、熊本地裁は、国に対し、ハンセン病元患者の家族541人に計3億7675万円を支払うよう命じる判決を言い渡した。元患者に対する誤った国策で差別を受けたとしてその家族たちが起こした集団訴訟。家族…

〈取材ノート〉現場
2019年07月20日 15:19
「今どき高いお金を払って朝鮮学校に子どもを入れるとなると気が引ける」「日本で生きていくのにわざわざ朝鮮学校に入れるなんて」…多くの現場で実際に耳にした言葉だ。