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〈本の紹介〉「足立から見た在日コリアン形成史」姜徹著

「済州島」と「足立」から紐解く 朝鮮史研究の第一人者である歴史家・中塚明さんは、「ミクロとマクロの往復は歴史家の仕事の根幹をなす研究方法」であると述べている。そして、歴史研究にあたっての戒めとして、ど…

〈本の紹介〉柳美里著「ピョンヤンの夏休み-私が見た『北朝鮮』」朝鮮語版出版

柳美里さん、ソウルで出版記念会 「ピョンヤンの夏休み―私が見た『北朝鮮』」は、2011年12月、講談社から出版された芥川賞作家・柳美里さんの3回にわたる訪朝記である。本書は、その朝鮮語訳で昨年10月、…

〈本の紹介〉朝鮮の作家・金秀景が描く「三千里の山河」を読む

混濁した歴史の暗い森に分け入って 日本の天皇国家が数千万人を殺して、降伏し、米ソ2極による支配が始まる。そのすさまじい混沌のなかから朝鮮がどのように立ちあがろうとしたのか。なぜ朝鮮は分断国家にされてし…

〈本の紹介〉領土問題と歴史認識 纐纈厚著

歴史と真摯に向き合ってこそ 昨年9月、石原慎太郎前東京都知事による尖閣諸島(中国名は魚釣島)購入計画、日本政府による尖閣諸島の国有化の問題で、日中間に緊張が走った。

〈本の紹介〉「中国朝鮮族を生きる-旧満州の記憶」戸田郁子著

埋もれた歴史を照らし出す エッセイストとして知られる著者が、勤務していた会社を辞めて南に留学、延世大学語学堂に留学したのが1983年。2年後、高麗大学史学科で朝鮮の近代史を学ぶ。その後、中国黒龍江省ハ…

〈本の紹介〉「耳塚とは」残酷な民族受難の証

今年は、壬辰・丁酉戦争(豊臣秀吉の朝鮮侵略戦争)が始まって420年になる年であり、「京都耳塚=鼻塚」が築造されて415年になる年である。 そんな年にタイミングよく編まれたされたのが本パンフ「耳塚とは」…

〈本の紹介〉新聞・テレビが伝えなかった北朝鮮/小倉紀蔵 編

しなやかな包容力、人間的な関心 この本の編者は、京都大学総合人間学部の教授で、韓国や東アジアの思想・文化を研究している人。韓国へは留学もしているが、朝鮮民主主義人民共和国への訪問は1997年以来、二度…

犠牲のシステム 福島・沖縄 高橋哲哉著

地方押しつけの構造的差別 タイトルにもある「福島」と「沖縄」。この二つの言葉から連想される言葉といえば「差別」ではないだろうか。 昨年3月11日の東日本大震災によって起きた福島の原子力発電所の爆発事故…