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〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 25〉母親の姓だった? 許氏/種類と由来(12)

わが国の歴史で、初めて許氏が登場するのは、「三国遺事」の「駕洛(カラク)国記」である。 その昔、金首露(キム・スロ)王が天降り、伽耶国を建国したあと、臣下たちが、「王妃を迎えてくだされ」と進言した。す…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 22〉古朝鮮時代に始まる慶州鄭氏/種類と由来(9)

鄭氏の本貫数は210前後と見られるが、その歴史は長く古朝鮮時代に始まる。なかでも慶州鄭氏が最も古く、ここから枝分かれした有名氏族も多い。 史上「忠臣の鑑」と称えられた鄭襲明(チョン・スプミョン)は、鄭…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 21〉新羅建国時にさかのぼる慶州崔氏/種類と由来(8)

崔氏の本貫数は320余と見られるが、この中で世に広く知られ、古い歴史を持つのは慶州崔氏である。 その族譜の多くは、始祖として新羅末期の有名な文人・崔致遠(チェ・チウォン)を挙げているが、実際はもっと古…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 20〉瓢状の卵から生まれたから朴氏/種類と由来(7)

朴氏の始祖伝承は、「三国史記」新羅本紀の冒頭、「始祖の姓は朴氏、諱(いみな)は赫居世(ヒョクコセ)である。紀元前57年4月丙辰の日に即位し、王号を居世干(コセハン)という」とあり、次のようにつづく。 …

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 19〉500年国権掌握した全州李氏/種類と由来(6)

李氏の本貫は、かつて470本を数えていたから、やはり金氏につぐ大姓である。 代表的な本貫をあげると、全州李氏を筆頭に、慶州李氏、延安李氏、全義李氏、広州李氏、韓山李氏、徳水李氏、龍仁李氏、咸安李氏、陜…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 18〉後に移住してきた金海金氏/種類と由来(5)

金海金氏の始祖伝承は、「三国遺事」の「駕洛(カラク)国記」に直結する。物語はこうである。 はるかな昔、金海地方(いまの慶尚南道金海)に9つの村があり、7万5千人ほどの人々が住んでいたが、ある年の厄よけ…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 17〉慶州金氏の始祖、金閼智/種類と由来(4)

では、各姓氏の興味深い由来をたどってみることにしよう。姓氏の順序は、最も人口数の多い「5大姓」から始めて、それ以後は著姓・稀姓・僻姓・複姓の中から適宜に選んでいく予定である。 まず、わが民族最大の人口…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 16〉有名な姓氏受け継ぐ子孫が実在/種類と由来(3)

前号につづいて、わが国の姓氏の種類を列挙する。