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書評コロキウム「琉球・朝鮮・『島嶼』へと、植民地併合の歴史を問う」/東京外大

朝鮮・琉球併合にみる日本の植民地主義 書評コロキウム「琉球・朝鮮・『島嶼』へと、植民地併合の歴史を問う」が5月30日、東京外大(東京・府中市)で行われ、約70人が参加した。 今回のコロキウムでは、「近…

〈歴史を背負って生きる 17〉キムチ細腕奮闘記(下)

パッモゴンナ/誰彼となくいう/ハルモニの口癖/学校にも行けず/字も知らず/ただこの一言に愛を込めた/子どもの頃/食べるものがなく/お腹を空かせて泣きじゃくった日々が/骨身に染み/辛くて悲しいことは2度…

〈若きアーティストたち 109〉アート・コンシェルジュ/曺康一さん

「在日の感性」研ぎ澄まし/時代の求める作品を探し出す 大阪・生野コリアンタウンの最寄、今里駅を降り、焼肉の匂いがただよう路地を抜けると、どこからか聞こえてくる耳慣れたチャンセナプの音色。待ち合わせ場所…

〈人・サラム・HUMAN〉朝青兵庫ポジャギ教室責任者/金里香さん

1世の息吹、針に込め 高麗時代から王候貴族に愛用され、庶民に広がった朝鮮半島の伝統工芸「ポジャギ」。朝青兵庫では2013年のサマーフェスタで行ったポジャギ講座をきっかけに、同年11月から月に1回、ポジ…

日本軍性奴隷制被害者を追った映画公開/土井敏邦氏に聞く

“加害国のジャーナリストとしての責務” ジャーナリストの土井敏邦氏が日本軍性奴隷制の被害者たちを追ったドキュメンタリー映画「“記憶”と生きる」が、今夏公開されている(7月4日~アップリンク)。長年、イ…

Stranger(ストレンジャー)、十条に降り立つ/北岡裕

テゲテゲ(대개대개)の海に溺れて 自宅が板橋なので何度か十条の東京中高のイベントには来たことがある。けれど日本人も参加可能なイベントはどこか薄味。少しよそ行きの雰囲気で、私が大好きな朝鮮民族特有の“テ…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 7〉奪った膨大な遺物で博物館造る

盗掘と不法売買を取り繕うポーズ 日本人学者らは「朝鮮古蹟図譜」の刊行をもって寺内が「文化事業」に深い「理解」を持ち「文化行政」に「功績」のある総督と持ち上げた。しかし、個々の写真図版にはなんら学術的な…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 6〉総督府が推進した「古蹟調査事業」

遺物を古墳から暴きだし、際限なく盗む 朝鮮総督府が企画した「古蹟調査事業」は周到な予備調査を経たものだった。 前述した「取調局」の下調べとあわせて、「併合」前から「学術調査」を装った日本人考古・歴史学…