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危機管理の初動

2年前の今日、厚生労働省が公表した資料によると、日本国内で確認された新型コロナ感染者は144人。当時は東京五輪を控え、楽観ムードも一部で漂っていた。屋形船で宴会を楽しむ観光客、クルーズ乗船客への対応も…

〈学美の世界 38〉多様な表現のリアリティと感性の進化/朴一南

「憂い」「そわそわ」「どきどき」など複雑な人の感情や音楽的ニュアンスを表そうとすると、具体的な実像は浮かび難く、アクションペインティングのような抽象的な表現になりがちだが、かえってその方が複雑な感情や…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 41〉連帯の神話を超えるために/書評・廣瀬陽一「中野重治と朝鮮問題」を読む

廣瀬陽一著「中野重治と朝鮮問題――連帯の神話を超えて」が手元に届いた。終生朝鮮と向き合い続けた中野重治の朝鮮認識、その変容と発展の過程について、主として敗戦後から晩年までのテクストを、朝鮮、在日朝鮮人…

〈民族教育と朝鮮舞踊13〉平壌音楽舞踊大学の通信教育①―専門部

「하늘의 별 따기(夜空の星を手に入れる)」 近年世界でも、子どもの包括的な発達の観点から、自主性と創造性、社会性と文化的アイデンティティを育む学習手段として、学校における芸術教育が重視され、その役割…

トイレの掲示文

いつごろから増えたのか、駅やコンビニのトイレに入ると次のような文章が掲示されている。「いつもトイレをきれいにご利用いただき、ありがとうございます」。こんな文章を見るたびに、何か釈然としない気持ちになる…

〈取材ノート〉汚された記念碑

総聯新潟県本部の近く、中央埠頭付近には「ボトナム(柳)通り」と呼ばれる道がある。 1959年、朝鮮への第1次帰国船が旅立つ前に、朝・日友好のシンボルにと同胞たちは約2キロにわたって柳の木を植えた。その…

〈FOCUS!〉新潟港のチョンナム

祖国へ旅立つ多くの同胞を見送ってきた新潟港。その片隅に、2本の樹木が佇んでいる。1970年代、帰国船の船長が植えたという「チョンナム(もみの木)」だ。50年以上の間しっかり根を張り、同胞と祖国との繋が…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです! 19〉休職と傷病手当金

うつ病などの精神疾患をはじめとする体調不良により、就労が困難となった人からの相談が増えています。 特に最近では、新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中で、ステイホームのストレスや、長期にわたる在宅勤…