涙とホメオスタシス/金菊江
2022年04月29日 08:34
第32回4月の春親善芸術祭典に参加した在日朝鮮人芸術団の公演をオンラインで鑑賞した。祖国を仰ぐ朝鮮民族の喜びが全身に満ち涙がこぼれた。 公演は舞台で見ることが当たり前だった生活から2年以上が経ち、緊張…
【投稿詩】心ひとつに/「火曜日行動」10周年に際し
2022年04月26日 15:54
2012年4月17日から大阪府庁前で毎週火曜日に行われてきた「火曜日行動」が今年で10年を迎えた。19日には、468回目の「火曜日行動」が行われ約50人が参加。この場で読み上げられた許玉汝さん(文芸同…
〈学美の世界 40〉目のある風景/金誠民
2022年04月25日 16:25
思春期の頃、造形表現の世界に身をおく者は、他では味わえない特別な経験ができる。 それは真っすぐに何かを「見る」経験である。 ある造形が始まった。表現者は、自らが求めるままに「イメージのまな板」の上に素…
記事化されたその後は?
2022年04月25日 13:00
「差別の問題に対して、メディアの発信の仕方を一緒に考えていきたい。この問題を扱うとき、当事者のコメントが必要になると思うが、当事者の声を大事にすることと、当事者の声に頼りすぎてしまう報道は少し違ってく…
自己表明と民族的主体性/金誠明
2022年04月25日 09:00
留学同に新入生が入ってくる時期がきた。日本の学校に入学した同胞学生にとって、民族的な自己表明の問題に改めて直面する時期でもある。
〈時事エッセー・沈黙の声 22〉歴史歪曲で戦争体制へ進む日本/浅野健一
2022年04月22日 13:18
政府見解で教科書から加害史を抹消 日本政府は、約9年間権力を握った歴史改竄主義者の安倍晋三元首相の在任中である2006年に教育基本法に初めて「愛国心」を入れる改悪を強行した。14年には教科書検定基準を…
民族の叡智に誘われて
2022年04月22日 11:51
人は年を重ねるごとに歴史への関心が増すみたいだと漠然と思っていたが、どうもそうらしいと身をもって実感している昨今である ▼仕事であちこちを訪ねた折に、悠久の歴史を持つ祖先の文物やその痕跡に出会ったりす…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 43〉過去と現在の朝鮮/女性に向き合って/日野啓三②
2022年04月22日 11:00
日野啓三は第1短編集『還れぬ旅』(1971年)にて、少年期に朝鮮で敗戦を迎え引き揚げた体験をもとに、朝鮮/日本双方に対する「故郷」喪失意識と不安定で宙吊りのような感覚を実存的に描いた後、南から日本に呼…