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〈学美の世界44〉平然と同居する描画表現/姜泰成

学美の現場で何が起きているのか? 筆者は朝鮮学校の美術教育の場で何が起こっているのかを独自の視点で分析することを課題にしている。多種多様なアプローチをしている中で一つの視点から紹介できればと考え記述す…

〈ものがたりの中の女性たち60〉「合格するまでお別れです」―一朶紅

あらすじ  朝鮮王朝時代、沈喜(シムフィ)壽(ス)という若い遊び人は職にも就かず、街の不良と放蕩三昧。美しい顔立ちと、八歳で漢文が読めたことで、人は彼を神童と呼ぶ。彼が15歳のとき、不良たちと宰相家の…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです! 26〉在日同胞の「身分関係」証明のための書類

相続や年金申請等の手続きの際に、当然ながら親子関係や婚姻関係といった「身分関係」を証明する書類が必要となります。日本国籍者の場合は、この「身分関係」は戸籍関係の書類で証明できますが、日本の戸籍がない在…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです! 25〉不動産相続登記の疑問点

相続は突発的に発生しますので、早めの対策が重要です。 現在相続に関する法律が段階的に改正されています。 今回は相続手続のうち不動産相続登記(以下「相続登記」)の疑問点と相続登記の申請義務化について説明…

〈岡山初中教員日記 ①〉過程が大切/張裕美

朝鮮大学校を卒業し、岡山初中に配属され、6年目を迎えた。大阪で生まれ育ち、地元の朝鮮学校に通った私は中・高・大の10年間、声楽部に所属した。けれど、岡山初中には声楽部が無かった。 新任から2年間は、部…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 47〉朝鮮と向き合う「痛みとよろこび」/森崎和江①

今年6月15日、作家、詩人の森崎和江が亡くなった。1927年、日本統治下の朝鮮・大邱に生まれ、敗戦前に帰国したが、自分を「日本人」として同定しえない意識のまま、福岡・筑豊の炭鉱地帯の労働民衆とその生活…

【寄稿】「平壌の人びと」奈良展を開催して/森本忠紀

朝鮮通信使がやって来た! 伊藤孝司写真展「平壌の人びと」奈良展(8月11~17日)の実行委員として尽力した森本忠紀さんの寄稿文を紹介する。 奈良で開催された伊藤孝司写真展「平壌の人びと」は毎日が感動と…

〈時事エッセー・沈黙の声 26〉ウトロ祈念館が語る犯行の悪質性/浅野健一

朝鮮憎悪犯罪に正義の判決を ネットなどで何度も映像で見てきたが、現場で見た惨状はあまりにも違っていた。元住宅の倉庫など全半焼した7棟の焼け跡がそのまま保存され、今も火災の後の焦げた匂いがわずかに残って…

〈読書エッセー〉晴講雨読・槇村浩「間島パルチザンの歌」と小説『人間の骨』/任正爀

前回、取り上げた小熊秀雄とともに筆者に強い印象を残した日本の詩人がもう一人いる。「間島パルチザンの歌」の作者である槇村浩である。間島は中国東北部・豆満江以北の朝鮮人が多く移り住んだ場所をさす。

〈民族教育と朝鮮舞踊19〉朝鮮大学校舞踊発表会《????-??? ?》(「継いでいこう-民族の代」)

朝鮮大学校には草創期から、主に芸術・教職課程の学生を対象とした「学校舞踊」科目があり、1世舞踊家の金長安先生が非常勤講師として教えられた(1956.4∼64.5)。先生が祖国に帰られた後は、任善喜先生…