公式アカウント

〈歴史の「語り部」を探して〉「軍都」に見る加害の姿/広島編

広島と長崎に米国の原子爆弾が投下されてから77年。戦後から「ヒバク」地として象徴される「ヒロシマ」の姿は世界中の市民らに広く知られている。しかしその裏に隠れる「軍都」としての加害の姿はあまり認知されて…

〈歴史の「語り部」を探して〉広島編

1945年8月6日、米軍により投下された原子爆弾は広島を飲み込み、市内の建物約9割を破壊した。 原爆の被害で多くの広島市民が苦しんだ経験と戦争の愚かさは、原爆ドームをはじめ多様な遺跡と資料で残されてお…

侵略戦争の裏面にある被害/強制徴用裁判関連集会の講演で

突きつけられた課題 「強制動員問題解決と過去清算のための共同行動」(以下「共同行動」)が主催した7月30日の集会。当日は、1990年代に本格化した在外被爆者裁判と関連し、契機となった「金順吉裁判」につ…

今こそ被害者の訴えに向き合って/強制徴用裁判関連集会

7月30日、東京都千代田区の連合会館で「金順吉裁判提訴30周年記念集会―強制動員の実態を記録した日記帳から裁判は始まった―」(主催=「強制動員問題解決と過去清算のための共同行動」、以下「共同行動」)が…

〈そこが知りたいQ&A〉強制徴用問題の現状と課題

戦犯企業の謝罪なしに解決はない 尹錫悦政権下で日帝の植民地期における強制徴用問題をめぐり被害者らを再び傷つける「解決策」が浮上している。尹錫悦政権発足後、初めて行われた南・日外相会談(7月18日)では…

ユネスコ、推薦書を諮問機関へ送付せず/来年の登録は実質不可能に

佐渡鉱山(新潟)の世界文化遺産登録を巡り、ユネスコが日本政府の推薦書を、期日である3月1日までに諮問機関へ送付しなかったため、23年の登録審査は行われない運びとなった。これにより、日本政府が当初目論ん…

〈歴史の「語り部」を探して〉加害向き合う出発点、学習と話し合い/京都編(下)

引き揚げの陰で 舞鶴クレインブリッジのある場所から、海沿いの道を車で走った。波静かな海を横目に進むこと約10分、蛇行道の先に大きな群像が見えてくる。台座まで含めると4メートルを超えるというこの群像が、…

国立ハンセン病資料館で企画展/8月31日まで

幾重もの差別、抑圧のなかで 国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)で、ハンセン病元患者らが日常で使ったさまざまな道具を展示する企画展「生活のデザイン」が催されている。8月31日まで。 ハンセン病は末し…

独・公共地に少女像設置、ベルリンに続き2例目

現地大学生らが自発的に ドイツ中部ヘッセン州のカッセル大学キャンパスに7日(現地時間)、平和の碑(少女像)が設置された。ドイツの公共地に設置されるのはベルリンの少女像に続き、2例目。設置を主導したカッ…

〈歴史の「語り部」を探して〉「悲劇」に隠された軍事侵略/京都編(上)

日本の軍国主義が強化されていることを、日常的に感じる人々はどれほどいるだろうか。言わずと知れた軍港都市・舞鶴には、今もその名残で海上自衛隊舞鶴地方隊など自衛隊の拠点があり、イージス艦をはじめとする停泊…