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〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 6〉独立闘士・安敬信

安敬信は、女性の身で警察署に爆弾を投擲した独立闘士である。 彼女は、平壌女子高等普通学校技芸科を卒業後結婚したが、早くにして寡婦となる。国を奪われた悲しみのうえに自分の不幸まで背負った彼女は、教会へ足…

〈人物で見る朝鮮科学史 2〉檀君とその時代(上)

ヨモギとニンニクの薬効 朝鮮民族は約5000年の歴史を持つといわれているが、その始まりは檀君の時代、すなわち古朝鮮である。1993年平壌市江東郡の檀君陵から発掘された人骨が、約5000年前のものと鑑定…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 5〉最初の婦人商店店主・李一貞

李一貞は、愛国烈士李儁の内助の妻として国債報償運動の先頭に立った民族主義的女性先覚者であり、女性の経済的自立を目的とした婦人商店を最初に始めた女性である。 1877年、両班の家庭に生まれた彼女は189…

〈人物で見る朝鮮科学史 1〉悠久な歴史と輝かしい文化

科学というと西洋のものと思う人は多い。確かに、「近代科学」と呼ばれるものはそうだが、それ以前にはむしろ東洋に優れた科学の伝統があった。中国の四大発明といわれる火薬、羅針盤、紙、印刷術が、その後の人類の…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 4〉独立運動家、教育者・趙信聖

趙信聖は、奪われた祖国と同胞のためにいばらの道を歩んだ、美しくも殊勝な独立運動家であり教育者であった。 彼女は、1867年平安北道義州の裕福な家庭に生まれた。しかし19歳の若さで未亡人となり、キリスト…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 3〉国内外で認められた才媛・尹貞媛

尹貞媛は女性として初めての日本をはじめヨーロッパの5カ国を12年間留学、勉学に励み、教育と独立運動に貢献した女性である。 彼女は1883年ソウルで生まれた。父尹孝定は1894年の甲午改革後、政府の財政…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 2〉朝鮮女性初の文学学士・河蘭史

河蘭史は、朝鮮女性として最初に文学学士学位を取得し、女性教育、民族運動を幅広く展開した先覚者である。 平壌で生まれた彼女は若くして前妻の子を持った仁川別監(管理職)河相驥の後妻として入った。 嫁いだ後…

〈朝鮮歴史の断片 7〉「韓日併合条約」で抹殺

安重根、伊藤博文に復讐の命中弾 朝鮮王室を崩壊させた初代統監の伊藤博文は、1907年7月23日の夜、李完用を自宅に呼びつけ、内政権を剥奪する「丁未7条約」の締結を要求した。李完用は翌朝、討議なしに内閣…

〈朝鮮歴史の断片 6〉伊藤博文と「乙巳5条約」

外交権はく奪、事実上の植民地に 露日戦争が終結した3カ月後の1905年11月9日、伊藤博文がソウルに現れ、天皇の「勅書」を高宗に渡した。朝鮮が日本の「保護」を受け入れるなら、王室の「権威と安寧を守る」…

〈朝鮮歴史の断片 5〉固定資産税と戦争資金

日本と米英が取引、アジアを分割 日本に事務所を構えた外国人たちは、固定資産税にとまどう。払わないと差し押さえられ、払ってもどこかが壊れたときに修理してくれないので家賃よりたちが悪いと考えるらしい。 日…