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〈人物で見る朝鮮科学史 22〉新羅の科学文化(4)

エミレ鐘=世界で最も美しい音色 新羅の文化遺産のなかで、悲しい伝説とともに広く知られているのが「聖徳大王神鐘」、通称「エミレ鐘」である。 エミレ鐘は、その鐘の音が「オンマー、オンマー」という子どもの泣…

〈人物で見る朝鮮科学史 21〉新羅の科学文化(3)

1995年に慶州吐含山の石窟庵とともに、ユネスコの世界遺産に登録されたのがその麓にある仏国寺である。仏国寺もまた新羅石造建築の粋を集めたものといえるが、とくに大雄殿につながる白雲橋と星雲橋、前庭にある…

〈人物で見る朝鮮科学史 20〉新羅の科学文化(2)

「ダ・ヴィンチ・コード」の数字の妙 世界最古の天文台といわれる瞻星台は建てられて1300年以上にもなるが、これまで一度も補修工事を行ったことがない。この事実は、当時の高い建築技術を示すものであるが、瞻…

朝鮮大学校創立50周年に際し歴史、自然博物館リニューアル/日本市民に一般公開、盛況

高句麗古墳壁画の模写など70点、歴史遺物500点 朝鮮大学校創立50周年に際しリニューアルされた朝鮮歴史博物館(同校記念館2階)と朝鮮自然博物館(同校記念館1階)が同校創立50周年記念フェスティバルが…

〈人物で見る朝鮮科学史 19〉新羅の科学文化(1)

現在、朝鮮半島には2004年に登録された高句麗壁画古墳群を含めて8つの世界文化遺産がある。そのなかでもっとも多くの遺跡、遺物があるのは新羅の古都・慶州である。新羅には、紀元前57年の朴赫居世の時代から…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 9〉観音寺と開城市の仏蹟

開城市の山城里に位置する「開城金剛」と呼ばれる名勝・大興山城に登れば、山城内の観音寺に参詣することになるだろう。その時は、あの有名な朴淵瀑布と名付けられた滝を観賞してから、その横側の道を登りきると壮麗…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 15〉女学校運営者・金貞蕙

金貞蕙は、早くにして寡婦となり、人生の半ばを過ぎた頃、生きるすべを知り貞和女学校を設立、女性教育と開化のために全財産を投じた女性である。 14歳の寡婦 朝鮮でも封建思想が根強い開城の生まれで、11歳の…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 14〉朝鮮女子義勇軍・朴次貞

朴次貞は、「民族解放こそ女性解放」を信念に朝鮮女子義勇軍を組織し、日本軍と戦うなか崑崙山の戦闘で負傷し散った独立運動家である。 次貞は国を奪われた1910年、慶尚南道東莢で生まれた。父は日本の植民地支…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 8〉大興山城と朴淵瀑布

開城城の羅城を見学できなかった場合でも、ぜひ、大興山城を訪ねることをお勧めしたい。大興山城は、開城市の朴淵里に位置している。開城市を外敵から守ってきた壮大な大興山城。 開城市の羅城と結びついている大興…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 7〉善竹橋

鄭夢周の高麗朝への忠節讃える 開城を訪れる人は多くの場合、開城市の中心部に位置する子男山からほど近い子男山ホテルで旅装を解くであろう。子男山は標高104mほどの山である。子男山という名は、開城のシンボ…