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〈朝鮮名峰への旅 5〉鏡のような湖面に、空と間違えたチョウが飛び込む

7月下旬、梅雨前線によるバケツをひっくり返したような雨があがると、白頭山は本格的な夏山を迎えた。 腰をすえて夏の白頭山を撮影しようと、ペゲボンホテルから天池に移る。湖畔の丘に天幕を張り、そこをベースキ…

〈若きアーティストたち 24〉司会者・金真実さん

日本人カップル159組、 在日コリアンカップル184組、在日コリアンと「韓国人」のカップル12組、在日コリアンと日本人のカップル19組、「韓国人」と日本人のカップル6組…。今年7月までの金真実さん(3…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉風水(2)

王朝の盛衰はとりわけ都や王宮の位置によるところが大きい。高麗でも朝鮮王朝の時代にもたびたび遷都論が持ち上がり、激しい政争が繰り返されていた。風水説は遷都論議に根拠を与え政争の具として利用されもした。 …

〈高麗人参余話 45〉煎じ方

漢方では薬を煎じて湯剤にして飲むのが古くからの飲み方である。 人蔘も粉を飲むより煎じて飲むほうが好ましい。「漢方といえば煎じ薬、土瓶」である。人蔘の煎じ方もやってみればそんなに難しくはない。

〈人物で見る日本の朝鮮観〉長谷川好道

長谷川好道(1850~1924)は長州系の軍人で後に元帥に列し、軍人として最高位をきわめた人物である。 その長谷川好道は、朝鮮にとって、2つの時期できわめて大きな接点を持っている。1つは日露戦争以後の…

〈朝鮮史を駆け抜けた女性たち 2〉比丘尼、李禮順

「既婚の娘をよく監視しないで邪まな輩と交際させ、夫を殺させ、男と山に逃げこむような事態を引き起こさせました。(この女は)倫理を犯しただけではなく、官吏の家の名誉をも汚したのです」(李朝実録、光海君日記…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉風水(1)

風水とは、大地に潜んでいる力が人々の営みの成否と禍福に大きな影響を及ぼすものと考え、その力を利用して生活に福をもたらそうとする信仰である。主に都城、寺刹、住居、墳墓などの築造にあたって、その地相を判断…

〈朝鮮名峰への旅 4〉バイケイソウの大群落の花畑に高山蝶がヒラヒラ舞う

7月の白頭山は、天候が安定してもっとも写真の撮りやすい時期である。 白頭山周辺は高山植物の宝庫である。春の花から始まり、夏ともなるとバイケイソウ、ヒナゲシ、イワベンケイソウ、ミヤマオダマキ、チョウノス…