公式アカウント

〈人物で見る日本の朝鮮観〉中野正剛(上)

中野正剛(1886-1943)は言論人にして政治家であるが、人物評価の面では難しい側面を併せ持った人物である。 初期は護憲派として藩閥政治やこれと連なる政友会を批判し、また、寺内総督の朝鮮統治政策を激…

〈みんなの健康Q&A〉院内感染-MRSA

Q:以前、院内感染により入院中の患者が複数同時に死亡したという新聞記事を見たことがあります。 A:病院などの医療施設内において、患者がもともとの疾患とは別に新たに罹患した感染症、あるいは健康な医療従事…

〈朝鮮名峰への旅 11〉雪原をヘッドランプの明かりと山スキーで進む

麓にスキーをデポし、間白山を登り始めた。この季節になると雪はほどよくしまっている。登山靴の爪先を雪に蹴り込むと、収まりよくステップを刻める。 山麓からダケカンバの単一林となる。林の木はすべてダケカンバ…

〈若きアーティストたち 29〉シンガーソングライター・河弘哲さん

「朝大歌謡」といわれる朝鮮大学校で学生たちにより作られ、歌われている大衆歌謡がある。80年代の「山つばめ」や「松ぼっくり」「ぼくは詩を創りきみは曲を作る」などに次ぎ、90年代以降も「腕時計」、「希望の…

〈朝鮮史を駆け抜けた女性たち 9〉申師任堂

儒教社会においての典型的な良妻賢母であった申師任堂(1504~1551)は、朝鮮王朝時代当時だけではなく現代においても見習うべき女性としてしばしば取り上げられる。 師任堂は身を慎み、7人の子どもたちを…

全浩天箸「世界遺産高句麗壁画古墳の旅」を読む

秘蔵カラー写真満載 日本の古代文化の源流 華やかに 日本と朝鮮との関係史について多くの著書をもつ筆者が、昨年7月ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産に登録された高句麗壁画古墳を中心にまとめた「世界初のハン…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉夏目漱石

夏目漱石(1867~1916、本名金之助)は小説家として近代日本文学中の最高峰である。英語教師、英文学者として、一部の人にしかその存在を知られなかった夏目漱石が1905(明治38)年、俳誌「ホトトギス…

〈朝鮮名峰への旅 10〉ナタでブッタ切られるような苛酷な寒さ

ペゲボンホテルより鯉明水へと向かう。2月の白頭山はさらに厳しく冷え込む。 明け方の気温がマイナス30度に下がることはあたりまえだ。日中でもホテル周辺で、気温はマイナス20度近くにしか上がらない。すべて…