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〈朝鮮と日本の詩人 7〉丸山薫

「いつ頃か、姫は走っていた。姫のうしろを魔物がけんめいに追っていた。彼女は逃げながら髪に挿した櫛を抜いてほうった。櫛は魔物との間に、突兀として三角の山になった。魔物はその山の陰にかくれた。そのまま姫は…

〈人物で見る朝鮮科学史 8〉広開土王とその時代(上)

紀元前277年の建国といわれる高句麗は、676年に新羅・唐の連合軍によって滅びるまでの約1000年間、東方の強大国として君臨した。東明王こと高朱蒙を始祖として28代の王を数えるが、その最盛期は19代の…

〈朝鮮服飾ものがたり 5〉三回装(サムフェジャン)

黄緑色の女性用のチョゴリの襟、袖口、脇に別色の布を当てた。 図では小豆色の別布を当てている。 元は脇など汚れが目立ちやすい部分に別布を当てることによって、その部分だけを取り変えて清潔を保てるようにした…

〈人物で見る朝鮮科学史 7〉古朝鮮から高句麗へ(番外編)

科学史のおもしろさは、科学技術発展を成し遂げた人たちの創意工夫と、そこに秘められた人間ドラマにある。これは科学史研究それ自体にも当てはまるが、今回は番外編として、それと関連するエピソードを紹介したい。…

〈みんなの健康Q&A〉睡眠時無呼吸症候群(下):予防と対策

Q:前回のお話で、いびきが無視できない場合があることがよくわかりました。 A:とくに太り気味で習慣性にいびきをかく人が、しょっちゅう昼間眠くてたまらないという時は、睡眠時無呼吸症候群(略してSAS)で…

〈朝鮮服飾ものがたり 4〉褙子(ペジャ)

袖とポケットのない、ベスト状の女性用上着のひとつ。 外側にはシルク、内側には柔らかな毛皮をほどこした。 胸元に留め具はない。 見栄えが良いので若い女性が好んで着た。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸…

〈人物で見る朝鮮科学史 6〉古朝鮮から高句麗へ(下)

ギリシャ神話に、人間に火を与えゼウスに罰せられるプロメテウスの話がある。東洋の慈悲深い神様に対して、西洋の神様はどうも血なまぐさい気がしてならないのだが、それはさておき、この神話は火がいかに貴重なもの…

〈朝鮮と日本の詩人 6〉三好達治

望の夜の月をまちがて いにしへの百済の王が 江にのぞみ山にむかひて うたげせし高どのの名は この丘のうへにのこりて 秋されば秋の雨ふり そばの花をりしも白き 畑なかにふるき瓦を ひろはんとわがもとほり…